ワンパターンの繰り返し感が否めない
□ よかったところ
- けそシロウ(本作で初めて名前を知りました)原画の2名(桜雪&アトリア)。二人とも可愛い。
- 声優陣全般。上記2名含み、ヒロインの声は良かった。
□ 悪かったとところ
上記の点以外は全般的に微妙。
選択によって主人公のスキル(今作では知力や筋力、感性などのパラメータ)が上がっていき、これらの値に応じて新しいイベントがアンロックされていくという仕組み。
この仕組みはエスクードの他の作品でも見られたけど、今作はかなり酷い部類だと思う。
適当に選んでるだけでも簡単に個々のパラメータが上がっていき、「イベントをアンロックするためにはどう育てていくのがよいか」ということを考えることが一切なかった。
せっかくゲームらしくするのであれば、もう少しパラメータ調整するなりしてバランス考えればいいのに、、、と思ってしまった。
本作の売り?となっているのは「ヒロインが全員女教師」という点だろう。攻略可能なヒロインは合計7人いる。
7人キャラを立てようとしている努力は伝わってくる。「ゲーマーな体育教師」とか「本当はドジだけどそれを必死に各層としているクールぶった先生」とか。
ただ、ストーリーとして、ヒロインが(先生なのにもかかわらず)主人公と関係を持つきっかけだったり必然性みたいな部分の描写というか説得力が全くと言っていいほど皆無。
主人公が補習中に勃起して我慢できなくなり「先生、エッチさせてください...!」 -> 「私が静めてあげる...」 -> アンアン
の流れ。9割がたこんな感じなので、上で書いたゲーム性の無さと相まって作業感がすごい。
各ヒロインごとのルート分岐も、最後にほんのちょこっとある程度。もう少し人数しぼって、個別のシナリオに力を割いたり、1人あたりのシーン数やパターン増やしてもらったほうが良かったかなぁという気がする。
あと、「バイブなどのアダルトグッズを集めるのが趣味な男友達」というサブキャラが出てくるんだけど、「あー、きっとこいつが買ったマニアックな玩具使うプレイとかあるんだろうなー」って期待するじゃないですか。びっくりするくらい活かせてなかった。桜雪のシナリオで一回だけ使われる程度で、それ以外のヒロインでは完全に忘れ去られた設定になってて、逆にびっくりしたわ。