ブルマとがんもどきとニーソックス
いや、ただ印象に残ったから書いただけという。
原作H2Oのあらすじ(というかAnother除きほぼ全て)が盛り込まれており、その中で原作には無かった選択肢が出て新ルートにすすんでいくという。つまり最初はH2Oの基本ルートのまんまな訳ですよ(一語一句推敲した訳ではないですが)、原作プレイヤーは10分程スキップぶっぱを強いられます。
おまけのトランプで音羽ちゃんの話のあらすじを読むか読まないかという選択肢が出るのですが、何であそこでやるのに本編ではやらないんだろうと小一時間。思い出す分にはっていう程昔の作品ではありませんし、原作プレイヤーへの配慮としてあらすじスキップを搭載して頂きたかったなぁと。冒頭あれは流石に戸惑いましたね。
しかし今作の新規シナリオではH20で未消化だった話の消化、本編では描かれなかった登場人物のバックグラウンド、そしてこれが欲しいと言うユーザーの要望にもかなり応えた形となっていて、H2Oからの使い回しを抜きにしてもFDとしてはかなり良い出来、楽しめました。フルプライスに相応しいボリュームもあります。Hシーンも数は多いですし、この会社らしいアブノーマルプレイも結構ありましたね。痒い所にも手が届いているといいますか。流石はケロQFDといった所ですかね。あれ、枕か。まぁいいや。
以下幾つか、基本的に後からうだうだという事も余りないままさっぱりと終えられたので作品内でこれは、と思った所のみで。
・はやみAfterAfter
わんちゃんのエピソードはH2O節で読んでいて滅入る話だった、面白かったのですがね。
ラストはH20のはやみの話からこれまででかなりいい感じに纏めていたと思います。
・ゆいルート
てっきりゆいルートは主人公がゆい兄でヒロインがゆいと新キャラの雪那だと思っていたのですが、ゆいはちゃんと琢磨君がこましちゃうんですねと。
シナリオに関しては文句無し。
・ゆいAfter
恋人になってからのという、原作の他ヒロインアフターと同タイプです。
ゆいに関しては原作で過去でのゆいより現代でのゆいの方が気に入っていたのでこのシナリオはとても楽しめましたね。
・ひなた系
本編では彼女のルートは他のヒロイン達に乗っ取られていた様な感じがあったのですが、やっと彼女がソロでヒロインになれたなという感想です。靴下の話も良かったー。
・はまじ・雪路ルート
まずサクラノ詩の世界観を急に出されて吃驚、というかこういう半ば体験版の様な形で未だ出ていない作品のキャラ達を、世界観を見せられるのはあまり好ましくないのだけれど。
はまじに関してはこれは元々あった設定じゃなくて新規に設定を作ったという感じで何とも。上記の事もあるけれどここの作りは他ルートと比べたらH2Oの世界とのズレを感じましたし、出来も粗いと思います。本筋はまじの正体が分かる→喧嘩する→和解するというだけで何ともコメントし辛い内容なんだよなぁ・・・。私はてっきり某北条みたいな感じになるのかとも思っていましたが、トランプの方でしかHシーンもありませんでしたしね。
雪路に関してははまじとの関係の中継ぎをするだけでサブキャラでしかないのだなぁという印象が、というか何でHシーンがないんじゃ。
・オマケ真紀
これは何ともなぁ、元々真紀に対して思い入れがあった訳でも無いという事もあるのですが、はまじルートをやった後にやるものとしては微妙。
やっている事自体はノーパンダイエットという目的を掲げた露出狂への歩みなのですが、最期をはまじと真紀の関係に帰結させて纏めてしまう事に違和感が。
・トランプ
Hシーン補完。はやみ、ゆい、ほたる、ひなた、はまじ達にトランプで勝つと各キャラ2回ずつアブノーマルなプレイが楽しめます。はやみちゃんがロリ化したりゆいに生えたり、ほたるちゃんに犬プレイさせたり待望のはまじちゃんと琢磨くんのHシーンがあったり。あ、個人的に鞭と蝋燭は嫌いなのでひなたちゃんのは一寸駄目でした。
最後に全編通してのキャラ別Hシーン数
はやみ…7
ほたる…5
ゆい…4
真紀…4(内はまじと一緒にが2)
はまじ…4(内真紀と一緒にが2)
ひなた…1
雪那…1
放尿シーンとか多かった気がしますね。
H2OのFDとしてはとても良い出来です、H2Oを楽しめた方には是非オススメの一作ですね。