雰囲気や描写をふざけていない作品
地の文の描写にふざけたところがなく、真面目な調子で書かれています。
開始5分でそう感じ、最後までその印象は変わりませんでした。
ミステリーなので、物語自体の引っ張りも強く、読みやすいです。
同じメーカーのあやかし~の描写が合わず、やや警戒していたのですが、
プレイをしてみたら好みの文章で、嬉しかったです。
BGMがとてもよく、特にタイトル画面の曲は印象深いです。
あるキャラクタールートのラストで同じ曲がかかり、
曲が鳴り終わらずかかり続けたままタイトル画面に戻ったときは、演出に感動しました。
しばらく感動して10ループくらい聞いていたと思います。
そのくらいラストの余韻と曲がマッチしていました。
最後まで気になった点としては、
好みの問題だと思います。
・梓の喋り方が合わない
・作品の現実的な雰囲気に反してキャラクターの胸が大きすぎる
こんな感じです。
前者はボイスをオフにして対処すればよく、
後者は話のクオリティ自体には関わりません。
久しぶりにいい作品をやりました。
2020//2/6時点の中央点が80点を切っているのが残念ですね。
シナリオそのものには好みがあると思いますが、
描写とBGMには確かな品質がありますので、おすすめしたい作品です。
続編もプレイしましたが、変わらず面白い出来で、
さらなる続編を期待したいシリーズですね。