楽しみにしていた作品だから残念でならない。どう調理しても、そこそこ面白そうな素材だったのに、テーマと萌えが相反してしまった。テーマありきの作品の体を成しながらも、ロケット考察が薄っぺらい。しかしテーマが真ん中にどかっと座っているために、萌えシチュエーションも無理にぺたぺた切り貼りしている感じ。ストーリーモノとして、キャゲーとして、エロとしてお互いが足を引っ張り合っている感じだった
やはり気になってしまったのは、薄っぺらすぎるテーマについての描写。
平たく言えば、もうちょっと勉強してから書いて欲しい。
まさかネット知識だけで書いたのでは?と感じるペラさ。
おかげで骨密度が薄いせいか、キャラ心情の移り変わりや、その場その場の発言までとってつけた感じ。
悪い意味で茶番な感じがずっと漂っていて、テンプレ描写が止まらなかった。
ご都合過ぎる展開で、どうしても今ひとつ入っていけなかった。
ただしテーマそのものは期待させるものでした。
キャラゲーとして萌えに寄せるか、あくまでもストーリーとして骨太作品にするか
どっちかしてくれれば75~80点はいったと個人的には思います。
ただそういうことを言い始めたら、ほとんど全ての作品に当てはまることになってしまいますが。