一長一短。一章ごとのクオリティは高いが、どの章も短いものだから、物足りなさを感じてしまう。
委員長のお話が凄い良かったのだけれど、駆け足なのでNTR特有の焦燥感、不安感といったものを感じることが出来ませんでした。
イメチェン要素があったのは個人的に非常に喜ばしいことではありましたが、やはり物足りないです。委員長がイメチェンした理由の描写や、変わっていく彼女に対する主人公の反応、つまり寝取られてからの過程の描写があれば、尚良かったと思います。
また、視点の分散についても気になりました。この容量で主人公とヒロインの2視点に分けるのは、どうしても消化不良を起こしてしまいます。上述した「寝取られてからの過程」の話に繋がりますが、これは視点を主人公側に限定した方が良かったのではないかなあ。
即堕ちは確かにありませんでしたが、堕ちるまでの過程に比重が傾いていた分、堕ちてからのシーンは少な目。CG使い回しでもいいから、堕ち後のシーンももうちょい欲しかったです。
主人公を小馬鹿にしながらチャラ男に媚びを売ってペニスをねだるシーンは最高でした。きっちりした喋り方から、だるそうな喋り方に変わるのも、間男に染められた感があって良かったです。息子に刺さりました。
試み自体は悪いものではないと思うので、容量を増やすかヒロインを減らすかするなりの改良を施した新作を出してほしいです。