「絆」を丁寧に描いたローファンタジーの良作。ただし、各キャラクターのテンプレート化が顕著なので、評価をわける一因にはなるのかも
久しぶりに再プレイしてみたので、ちょっとだけ感想。
特徴的なのは、テンプレートな日常会話が目につくヒロインたちと、血液型占いでAB型の典型として書かれそうな性格をもつ主人公との対比。
また比較的文語に近い表現を多く使っている地の文にあると思います。
ストーリーは一部いわゆる天丼等で中だるみを感じさせはしますが、いろいろな形の絆を、"星"を軸にして描きとにかく丁寧。
時に幻想的に紡がれ、童話のような印象を残す優しい物語です。
伏線や謎もほぼ(のこされたものもFDで)回収されているのも好印象でした。
このように凡百の萌えゲとは一線を画した結果が、completeとしての再販に繋がったんでしょうね。