「埋もれてしまった良作」シリーズ第４弾にして「低価格ソフトの傑作」。美麗なＣＧ・静かに染みる音楽・洗練されたテキスト・短いながらも起承転結のしっかりとしたシナリオと、低価格帯ソフトの枠を超えた完成度であり、もはや「単なるエロゲー」ではなく「幻想官能小説」ともいえる作品。 特に、卑語淫語に頼らないＨシーンは必見！
“低価格でもこんなものが作れるのか！”と驚かされた作品。
リリス＝単なる安価ヌキゲーメーカーという認識を改めされられました。
全体のバランスと完成度がとても高い。
シナリオ・音楽・ＣＧと、とにかく無駄が無い。
特にテキストのセンスが抜群に良く、言い回しや演出によって卑語淫語を使わずに
盛り上げる上品なエロティシズムは一見の価値あり。
安易に卑語連発に頼る昨今のメーカーはぜひ見習ってほしい。
それでいてＨシーンも数は豊富・尺も長めという抜きゲーとしての需要をしっかりと押さえているのは、
さすがリリスと言ったところか。
またアヤメ役の逢川奈々さんの艶のある演技がとても素晴らしく、
この作品独特の雰囲気と魅力になっている。
主役級の作品や知名度の高い作品に恵まれないせいかいまいち知名度が低いが、
とても演技力の高い声優さんだということを知りました。
大人のエロティシズムを求める方に、ぜひお奨めの作品です。