良い作品ではあるが、非常に惜しい。
日本神話を題材に世界観やキャラクターは親しみやすいものになっている。
キャラがある程度立っていて、読みやすい部分も多い、ちょいちょいギャグも入ってる。
絵は作品に合っててかつ綺麗。BGMはBGMとして良い役割を果たしてる。
良い作品だとは思うが、同時に惜しい作品だとも思う。
中盤以降、ユーザーの日本神話知識に頼っている部分が多い。
もう少し丁寧に日本神話の情報を扱う事が出来れば、より面白い作品になったと思う。
せめて初出の漢字にルビが振ってあれば、今よりはもう少しユーザーに受け入れられやすい作品になったと思う。
そういうの全然無いので。今の状態だと、漢字や日本神話に疎い人には少し厳しいかもしれない。
まあ、それでもある程度勢いで読めてしまうテキストだとは思う。ロミオは流石だと感じざるを得ない。
話は後日談的な感じで終わる。
悪い終わり方ではないが、あっさりしすぎているため、もう少し書いてくれよと感じた…。
(神代の終わり(更新中)を読んだ上での感想)
和香と琉々葉を中心に話が進むため、他のキャラについてもう少し掘り下げてほしいと感じた。
惜しい。とても惜しい。
大容量体験版とはバッドエンドのシステムが違っている。
製品版では各選択肢を回収しなければバッドエンドが避けられない。
話を進めたり特定の選択肢を選択するとビックリマンをパロったシールがアイテムとして手に入る。
シールを集める事で日本神話の一部エピソードのテキストである「ふることぶみ」が開放されていく。
製品版の場合、一部シーンは、特定のふることぶみを読まないと必ずバッドエンドとなる。
個人的にはゲーム的で面白い要素だと思う。賛否両論のシステムかな?
いくつかのシールはタイトル画面に現れるので言われるまで気づかない人はいるかも…
選択肢までスキップする機能はあるので選択肢の回収は苦ではない。全選択肢選べば良いだけだし…
選択肢以前に未読がある場合は未読までのスキップ機能となるので、そこはユーザーに優しいと感じた。
話は所々にバッドエンドがある一本道。作品に合っているとは思う。
ルートというものは無いので特定キャラとのイチャラブ等を求める人にはあまり向かない作品だと思われる。
ふることぶみは基本的にただのテキストだが、一部はシーン回想的な物で、藤子とべんてんのHシーンはそこにある。
Hシーンは、和香3、琉々葉3、都1、狐1、藤子1、べんてん1。