(GiveUp) 設定は凝ってると思うけどいまいち惹き込まれない
ーー何章から面白くなりますか?
4章が始まったところで、一度プレイ断念します。
SF仕立てのストーリーで、宇宙戦艦的なものや"薔薇"という敵と相対する設定の作り込みは凄いと思います。
しかし、何かキャラクターや物語に惹き込まれない…最後まで読まないと真価は分からないものだとは思いますが、4章開始時点で面白味を感じられる部分が少ないため挫折しそうです。
とりわけ読んでて惹き込まれないと思う点は、章の筋立てにメリハリがないと感じられる部分です。
3章でミリヤが勝手に戦闘機を動かし、夜鷹が追いかける。
そして、4章冒頭で夜鷹が車を走らせミリヤを追いかける。
同じ章でやればいいことではないか?と思ってしまいました。
自分勝手に行動するミリヤに対して、まぁまた反省するんだろうなという予測もあり、ドキドキ感が沸かないです。作品によっては、予測できても続きを読みたくなる文章もあるとは思うのですが、本作品のここまでの部分においてはなかったと思っています。
偏った視点だとは自分でも思うのですが、ライアーソフトさんのこれまでの作品では章ごとに話が完結しつつ、筋道だったストーリーが展開されていたため、どうしてもそのようなメリハリある文章を期待してしまいます。
キャラクターに関しては、ナユタは好きでした。
明るく自由奔放な性格ながら、ミリヤに対して先輩として優しく接している姿はとても愛らしかったです。
夜鷹とミリヤに関しては、あまり感情移入できていません。
先に書いた通り、最後まで読まないと面白さは分からないものだと思います。
ですが、やはりプレイ中に合わないと感じつつ続けるのもなかなか辛い。
一度時間をおいて、もう少しだけ続きを追ってみようと思っています。