神様と対峙した少女の話
ささっと終わるショートストーリーでそこそこは楽しめました。しかし、残酷な現実に対してナルキッソスでは神様はいないと語るのですが、この作品では神様を恨むという行動に出るんですね…。何百年もの間に渡り、神を恨みながらも信じるっていうのは、少し理解できなかった。結局、あの空間は神が作った反省室なのでしょうか?登場人物たちにはそう語られていましたが、いまいち納得できないまま話が進んでしまいました。そして、最後に神が反省させるのをあきらめたって結論になったので、話についていけなかった。
水の方を読んでいない感想なので、そっちを読むと見解が変わるんだろうか。現時点でいうと、ナルキッソスの神の捉え方の方が好きだった私には合わなかったといえる。ともさんスキーだから、小説の方も読もうと思います。