そりゃあ自分も主人公は嫌いですが
でも主人公が自分好みじゃないからって一概に低評価を与える、それは違うと考えるので、確かに主人公の言動にはイライラさせられっぱなしでしたが、得点に直接影響はないものとしました。
だって主人公の性格を加味するならば、必然的に（自分の中で）車輪や青空約束、ランスの評価が高くなって、to heartやfateの評価が低くなってしまいますじゃん。
to heartもfateも実際には高評価なのに。
そもそも主人公の性格が違えば、作品も全く別のものになってしまいますし。
では、なぜに73点としたかというと、物語を読み進めることに楽しみを感じなかったからです。その原因は何かと問われると、矢張り主人公のせいだと言わざるを得ないでしょう。
お前言ってること矛盾だらけだぞ、と突っ込まれそうですが。
自分はこの作品の主人公も、貴明も士郎も嫌い。それなのにどうしてこの作品だけ（自分の中で）低評価なのか、冒頭部に「直接」と表記したのが味噌です。
主人公が作品のベクトルにどのように関わっていくのかを考えると、to heartもfateもあの主人公を無くしては話が進まないんです。ヘタレテない貴明くんが狡猾にヒロインを堕としていく、分をわきまえた柔軟性に富む士郎くんがセイバーの能力を遺憾なく発揮させて聖杯ゲット、想像もつきませんwってかそれでは面白くもなんともないです。
ところがこの作品の場合、主人公設定をある程度変更しても作品全体の流れは大して変わらないように思います。そういった意味で、主人公がダメだから＜間接的に＞点数が下がるとしました。折角シナリオはいい感じなのに勿体ない！パロネタも豊富でテキストも整っている、演出はー・・・まあfateなんかと比べると見劣りしますが上々でしょう。いばらかわいいよいばら。
結論：なりそこね？