秀作。前作より進化した良質な萌えゲー。B級だがソレがいい。以下内部点など
シナリオ・テキスト:9 (蜀9 魏9 呉10)
背景・世界観・設定:8
CG・原画・立ち絵:12
キャラクター・個性・萌え:14 (蜀14 魏13 呉14)
声・声優・キャスティング:14
サウンド・主題/挿入歌:7
場面効果・演出:8
H数・H度・シチュエーション:9 (H数14 シチュ4)
システム・操作性: 2 (AVG5 戦闘1)
個人的思い入れ度:14
合計点:97点
各20点計算、-5(最悪)~1(微妙)~5(普通)~10(GOOD!)~15(BEST!!) MIN-50 MAX150
※ ()付点数は 「平均点(内部点)」
○お勧め攻略順
蜀 → 魏 → 誤
○ここがダメ
・まず気になったのはCGのバラつき。とくに魏がヒドかった。
キャラクターをあげると許緒や典韋など。
・戦闘システムが前作よりダメになってる気がする。
グラフィックは進化しているが、それだけっぽい。
あれほどの武将がいるのに毎度2人しか使えず、役に立つキャラが半固定なのはどうかと。
・各シナリオのエンディングに差がありすぎる。
位置付けをすれば、蜀TRUE END 魏BAD END 呉HAPPY END といったところ。
○ここがイイ
・なによりも特筆すべきは、圧倒的なボリューム。
総勢54(51)人のメインキャラクターが登場しながら、各キャラクターが見事に立っている。
且つ被っているキャラがほとんどいないとおらず、
そのくせ、一部除いて不快なキャラクターがいないのはまさに驚愕。
それだけでなく、現在の萌え属性のほとんどを取り入れているので、
おそらく、だれでも1キャラぐらいは萌えられるキャラクターが必ずいるだろう。
・萌えばかりが目立っているが、地味にシナリオがいい。
拠点では笑い、戦闘前は盛り上げ、ところどころで暖かく泣かせてくれる。
実に王道を行っている。
○その他長文
このゲームの最大の欠点は戦闘システムだと思う。
ぶっちゃけいらない。
ただ、軍同士の戦い、戦争を表現するものが必要不可欠なのは分かるので、それに変わるものがほしいところだ。
戦闘システムを改善するか、SLGをSRPGやRTSにしてしまうか、いっそFateのように戦闘シーンをテキストと演出にしぼるなど・・・。
それさえ改善されたら名作となりえたのかもしれない。
ちなみに、漢シナリオは点数に一切含めていない。