お手軽なストーリーに濃い目のエロ。佳作、良作、そんな言葉がピッタリ。J・さいろー氏のシナリオ、間垣亮太氏の絵、そのどちらか、あるいは両方に惹かれた人なら買って損は無いかと。フルコンプまでのプレイ時間は自分は15、6時間。短すぎるとは思いませんでした。
ちょっと田舎の夏休みといった雰囲気がゲーム全体で良く出ていて、プレイしていて心地よさを感じました。背景もとても綺麗でした。
ストーリーは、やや突っ込み不足と感じる所が結構有ったんですが、キャラクターの魅力は十分に引き出されていたので、まぁ、良いかな、と。序盤の印象を吹っ飛ばす、中盤以降の女の子のエロエロぶり(1名例外有り)がおいしかったです。
間垣氏の描く女の子は、立ち姿は細身なのに、Hシーンではバインバイン(笑)で、オッパイ星人にはたまらんかったです。
以下ちょっとネタばれ。
こよりシナリオについて、似たような設定の某メイドロボがどうにも受け付けなくて、それ以来この手のキャラは苦手だったんですが、今回は素直に楽しめました。こよりのひたむきさゆえの痛々しさや、全てが上手くいく訳ではない、ちょっとした苦さと寂しさのある終わりが、逆に心地よかったです。
バッドエンドのユーリと主人公の何気無いやりとりも、似たような寂しさが感じられて好きでした。