システム的に微妙な部分はあるけど萌えゲーとしては良い。もえみん可愛い
SMEEは初プレイ。なのでなんか的はずれなこと言ってたらごめんね。
とりあえず、キャラはみんな可愛いし、主人公は癖が強いけど結構できるヤツで好感が持てるしその点は良かった。あとサブキャラがみんないい味出してるね。
特に香里奈、「うざい妹」キャラは星の数ほどいるけど本当に全く攻略したく無いくらいクソウザいしそんなに可愛くもない妹ってかなり珍しいよね(超褒めてる)
ウリのひとつであるメールシステムは練り込み不足ではあるけど試み自体は評価したい。
ただやっぱりフラグ立てがメールにほぼ完全に依存してるせいか所謂好感度上げイベントを全部一本道の共通にぶっ込んだせいで共通部分が膨らんでしまっているのと、そのせいでいつ惚れたのかなんで惚れたのかがイマイチわかりにくいキャラが出てしまっていたのとはどうもね。
あと共通の割合がとても長いので選択肢までジャンプを実装して欲しかった。いやメールシステムがあるからそれ実装すると要素ひとつ殺しちゃうのはわかるけども……。
あと告白するされるを選べるって部分が売りなのに告白する場合がされる場合に比べてイベント演出があきらかに手抜きなのはどうかと。個人的には告白するほうが好きなのでそこは頑張って欲しかった。
なんかメールシステムといい告白といいウリな部分が微妙にやりきれてない感が凄く強いのは残念な部分かな。
ここまで残念な部分ばっかり書いてしまったけどでも全体的には結構良い萌えゲーだったと思う。ヒロインは可愛いしギャグも好みはあるけど面白いし、萌えゲーとしての質は間違いなく良いよ。
以下個別シナリオ感想というかキャラ感想をプレイ順に
・あゆみルート
見た目(胸)が一番好みだったので最初にプレイ……が、正直、クリアしたとき「このゲームハズレかも?」って思ってしまう程度には微妙だった。
純粋な良い子で遠慮がちって性格からデレると甘えん坊になる、というタイプのキャラなんだけどこれがなんかイマイチで。
主人公は共通の時点でもうちょっと積極的にして、甘えていいというようなことを言ってるし、実際共通の間に遠慮がちな要素はルート突入後ほどではないけど薄れていってるんだよね。
それに加えて関係が従姉妹ってのもあり、しかも良い子だから元々主人公からの扱いもかなり良い(優しい)のもあって関係の変化による態度の変化の振り幅が少なかった。
で、関係の変化も少ないのでシナリオの焦点もボケてしまったかなという印象も受ける。
恐らくこの子のキモは意外とエロい子ってところにもあるんだろうけど、それもなんていうか、予想の範囲内というか、こういうキャラって大体そうだよね、って感じであんまり乗れなかった。
巨乳・銀(白?)髪・純粋・甘えん坊・エロい、とかわいい要素は詰め込まれてるからそりゃあかわいいはかわいいんだけど、悪い言い方をすると酷くテンプレなキャラだったかな。
・萌美ルート
最高。素晴らしい。正直あゆみルートで大分萎えてた俺の心を救ってくれた女神。
何がいいって色んな顔を持ってるんだよこの子。
バイト先ではテンション高くてムードメーカー気質で、下ネタもいけてしまうノリ良い子の顔を見せてくれたと思ったら家では妹弟の面倒を見るしっかりもののお姉ちゃんな面も見せてくれ、かと思えばバイトや家族の面倒を見るのに必死だったから恋愛経験皆無で女としての自分に卑屈なほど自信が無い、って面もある。
で、素晴らしいのがこれの全部がこの子の本質なんだよね。色んな面はあるけど演技なわけでも無理してるわけでもないし、その多面性が全部魅力に繋がってる。
付き合った後も最初は恋愛には超奥手で自信がないので手を繋ぐだけでも恥ずかしがってしまうような子で主人公に対しても遠慮がちなんだけど、後半になって慣れてくると逆に自分から主人公を責めたり共通部分のようなノリの良い面も見せてくれるようになるし、恥ずかしがりながら甘えても来てくれる。
この自然な変化もいいし付き合ってからのもえみんは本当に可愛い。
ピュアコネクトみたいな「仲良くなって付き合ってイチャイチャする」っていう恋愛それ自体に焦点が当てられているゲームだと、こういった多面性のある子はやっぱり映えるし、魅力的だよなあと。正直他のキャラとはキャラクターとしての完成度が段違いだと思う。
あと告白されるシーンはこのゲームのベストシーン。でも個人的にはこういう子には告白したいジレンマ
・彩里沙ルート
森谷実園ボイスって時点でその点は大分評価高いんだけど、それ以外がイマイチ好みじゃなかった。
クールでツンツンしたキャラだけど実は中身が凄く子供で付き合ってからは一転ちょっとわがままに甘えるようになるってのは王道ながらかなり破壊力はある。
あるんだけど付き合ってからはなんかそれ一辺倒になってしまってね。ちょっともはや別人なんじゃないの感があって。
ただ、主人公も途中で「保護者みたいになってる」というようなことを自覚してるしこのやりすぎなくらいの変貌っぷりはわざとなんだろう。
クールで大人ぶってる子供を甘えさせるっていうのがこのルートなんだろうね。
あと、そんなキャラだからか恋愛を通して明確に成長した描写があるのは好きなポイント。勉強時間を増やしたり母親との関係を修復したり。
良い部分もあるし彩里沙ルート自体はそんなに悪いと思わないけどイマイチ乗りきれなかったのは単純に好みにあわなかったからなんだろうなあ。
空ルート
良い幼なじみ。エロゲでは距離が近すぎて異性として見れなくなったって設定はまあそこそこあるけどここまで本当に(少なくとも表面的には)異性として見れてないってのもそう多くないんじゃないかなってくらい距離感が近い。
共通部分ではお互いに遠慮一切なしで本当に腐れ縁とか悪友って言葉が似合う感じ。
で、付き合ったあともデレ一辺倒にならずに「気安い幼馴染」なノリとデレが混在していて、そこが2人の積み重ねを感じさせてとても良かった。恋人だけどそれと同じくらい幼馴染なんだよ。良い。
メールシステムの弊害か、今更好きになった理由の描写が弱いのが残念だけど、それを除けばかなり良い幼なじみだった。告白されるシーンの「私にしときなよ」が最高。
あ、でも、オナホ燃やすのはやめたげて……
志帆ルート
最初から最後まできちんと「年上」してるのが良い。こういうキャラは攻略するとダメな面ばっかりが強調されるパターンが多いんだけど、志帆さんはそんなことなかったのが良かった。
まあそういうギャップ自体は王道だから悪いものじゃないし当然志帆さんにもそういう面はあるんだけど、それでもやっぱり作品通して「デキる女」ではあるし関係自体も基本的には志帆さんのほうが引っ張っていってるんだよね。
基本的には主人公が甘える側で、志帆さんが受け止める側。でもだからこそ主人公も仕事熱心で必死に頑張っている志帆さんを支えたくて料理とか仕事とか出来る範囲で頑張ってる、って構図がとてもいい。
で、だからこそ志帆さんが甘えてきたときはグッと可愛く感じるよね。生理で不安定な時のデレっぷりとか最高だった。
みんな可愛かったけど評価としては
萌美>空≧志帆>彩里沙>あゆみ
空は幼なじみ好きだから微妙に補正かかってるのでその補正抜いたら志帆と逆になるかもしれない程度の差。
ちなみに体験版時点での理性で考えた好感度が
萌美>空>志帆>彩里紗>あゆみ
で、でも下半身的な好みは
あゆみ>彩里紗>志帆>空>萌美
で真逆だったから製品版やってみてどうなるかと思ったら、完全に理性で考えたのと同じ順になった。
やっぱりチンポって信用ならない