安定のウソシリーズ3作目
今作では新キャラである雫が登場し、日常や物語に華を添えてくれた。個人的にも可愛らしくて是非雫メインのお話を作ってもらいたいぐらい。
ハルウソやナツウソ、そしてアキウソでもしっかりと物語を読み進める興味を惹かせるのが上手い。
今作ではエリスへ○の供給を止めた人物は誰なのか?その目的は?という謎があって、さらに学園で起きた別の事件やエリスとの関係も混ざり、プレイしてて飽きさせない工夫がこらされていた。
そして嘘にまつわる伏線回収の仕方。ただのスクリプトのミスかな?と思っていた自分が恥ずかしい。あそこが作中最大の伏線だったとは・・・・・・固定観念って怖い。
エリスのヒロインとしての魅力もしっかりと出ていた。
4年前の出会い、そして仲良くなった経緯をイベントCGだけではなく、しっかりと立ち絵を用意して丁寧に描いていたのは好印象。
現代でも、しっかりと女の子らしいところもあり、色々と悩みながらも、主人公のことを大切に思っているんだなぁと思って、クライマックス前の「泣くな、あたし」でちょっと自分が泣きそうになったのは秘密だ。
エッチシーンも作中で一番おっぱいが大きいところをフューチャーして生かしていたのは良いと思う。
ちなみにパイズリシーンは2回あります。エッチシーンの合計は二桁はあったはず。
フユウソへと繋がる要素もあり、さらなる期待が持てる作品だった。
以下本格的なネタバレ考察
真の黒幕がどうして動いたのかまでは作中ではっきりと明言されてはいないものの、自ずと推理はできる。
ハルとナツでは動かなかったのに、なぜアキで行動を起こしたのか?
それに加え、作中で雫やエリスが散々口にしていた「エリス(自分)と一緒に居たら危険だ」ということ。
桜月や葵と結ばれた場合、そういう危険は無い。
ただエリスと結ばれたら・・・・・・?
そう考えると、全ては彼(宗一郎)の身を守るための行動と推察できるのではないだろうか。
最終的に宗一郎はエリスと結ばれ、どうあっても引かないということを知った時には味方(?)になるわけだし。
ほんとフユウソが待ちきれない。
一体、彼女にはどんな秘密が隠されているのだろうか。
気になって再度ハルウソからプレイしそうではある。