同人のクオリティとは到底思えないほどの完成度の高さ
構成は丁寧に小さな起承転結を重ねて史実をなぞり大きな起承転結を作るような選択肢のない一本道で、続きが気になりどんどん読み進めた作品でした。
プレイ時間は平均9時間とありますが早い人なら数時間は減ると見ていいと思います。
しかしプレイ時間短縮可＝中身がないなんてことはなく、読みやすく続きが気になりさくさく進むからこその特徴だと思いました。
シナリオに関しては自分が涙もろいということもあるのですが始めて1時間ほどで泣くことになろうとは思わず、その後も何度か泣かされました。
忠臣蔵といえばやはり討ち入りの印象が強いと思いますが、そこに至る過程がよく練られており魅力的なキャラが多く脇役も輝くいいシナリオでした。
自分が特に好きなシーンは目次で言うと刃傷、遭遇、討ち入り関連でした。
垣見さんとのやり取りは思わず目頭が熱くなって画面がぼやけたｗ
ただ惜しいなぁと思ったことは声が無いことでした。シナリオだけでも十分に楽しいし熱い、でも欲を言えばその日常に、見せ場に声を乗せて愉快な又迫力のある場面を見たいと思った。
まぁその点は商業化によって声が乗ることが決定しているのでそっちで解決ですねｗ
それと脱盟した人達のことを悪く言ってはいけない。
OPにはDucaさんの歌う仇華～ADABANA～ ムービーは日常のかわいさ戦闘・討ち入りのかっこよさがあってよかったです。
システムは文章表示と音量のシンプルなものですが表示速度は気にならないと思うので必要になるのは音量だけかと。
さくさく進むのでセーブは必要ないかと思いますが上限は50まで
ロードはクリアするまでタイトルに戻らなかったので途中で出るかどうかわからないですが目次がありクリア後はそこから飛べたのでセーブロードいらねーなって感じですｗ
特に欠点を感じなかったし探す気もないのでそれは他の人に任せて
まとめとしてはとても楽しかった、江戸急進派編が楽しみ、声ありが楽しみ、ロリかわいいというところです。
もう入手困難になっているのでお店で見かけたらすぐ買ったほうがいいんじゃないかな（宣伝
最後に製作に携わりこの作品を生み出しプレイさせてくれた方々と最後まで読んでくれたあなたに感謝を