舞台設定の粗の多さが気になっていたものの、それでもいつものオーガストさんのテキストです。オーガストさんの過去作品が気に入っている方は是非プレーして頂きたいかと思います。
物語としてみた場合、「牢獄」設定の矛盾点の多さとか、ティアの異常なまでの影の薄さとか、
王女シナリオは最初からストーリーが読めていたとか突っ込みたい所は満載だったのですが、
それでも私はいいたいっ！
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コレットの蔑む視線に萌えてしまったのであるとっっ！ｗ
5本エロゲーをプレーすれば4本は途中で投げ出す自分が
オーガストさんだけは「はにはに」とFD以外は全てフルコンプしているので
好みに嵌っているのでしょう。
としょっぱなから脱線してしまいましたが
基本的には雰囲気ゲー＆主人公による説教ゲーになるかと思います。
舞台の設定には粗が多く、また本来主役であり、物語の根幹となるはずのティアの物語並びに背景の描写については
説明不足が多く、雰囲気で押し切っている面が多々見受けられますので
物語を掘り下げて読むことを期待されるむきには合わないかと思います。
しかし今回舞台となっている「牢獄」という国に見捨てられた
地域の惨状の雰囲気は良く描けているかと思いますので
物語全体のイメージが破綻する事無く興味を持って読み進むことが出来たのかと考えます。