合わなかったな~
詩乃鈴のみクリア。あらゆる面からみて微妙といわざるをえない作品でした
まずはストーリー。自分は実妹キャラのルートが良ければ他の部分はある程度許容できますがこのゲームは共通のつかみからいまいち。
仮想空間でのゲームを通し、各キャラからデータを集め魔界の悪魔に提供する、みたいな感じで話が進むんですが何というか盛り上がりに欠ける。主人公がそれを引き受けるまでもそうだし引き受けてからの展開もそう。
日常の描写もいまいちだしサブヒロインたちとの対決の場面もかなり退屈。ルートもないようなキャラとの絡みで共通の大半を消費するのでメインが押し負けてる印象がある。
そして共通終えて詩乃鈴ルート入ったけどいちゃラブがそんなに多いわけでもなく、かといって背徳感があるかと言えばそういうわけでもない。一応、兄妹だからダメだ、と主人公は考えてますし詩乃鈴もいけないことだからと気持ちをずっと隠していたという経緯はあるのですが、周りにばれるのが真姫と魔界関係者くらいであっさり受け入れられるのでその辺期待してると肩透かし食らいます。
詩乃鈴のルートではオープニングでのばあちゃんの鈴の真実も明かされますがそこもどうも盛り上がりに欠けたままエンディングへ。
エピローグも魔界に旅行に行くという普通の終わり方で特筆すべき様な点は特になし
キャラ
詩乃鈴はプレイ前は公式サイトや他のレビュー見て、好きなキャラかなと思ったんですが微妙でした。
兄妹描写は悪くはないけど家モードの詩乃鈴の話し方がまるで小学生で辟易してしまったのが大きな原因です。本来兄妹の痴話げんかは大好物なんですがなんというか拗ねてるシーンとかアホ出して失笑してしまう。
そのせいで途中ボイス飛ばしがちになってしまいました。
所々兄妹ものとしていいセリフなんかもあったけど好きになれなかったです。
ボイス
これは正直あわなかったです。上のキャラ評価が微妙なのはこれのせいもあります。
最初は慣れるかなと思ったけど鼻につく感じがどうにもいらいらして家モードの時はカット多用。
絵
CGや立ち絵によって明らかにタッチが変わり安定しない。
上手い絵は中々の出来ですが目の形が明らかに変わってるCGもあるなど安定性を欠いている印象でした。
総評
残念ながら期待はずれでした。
実妹ブランドとしては有名ですがエロゲ会社としてはお世辞にも大手とはいえないQ-X、創りこみの甘さが随所で目立ちます。
それとサブヒロインの麻倉は過去作、たいせつなうたの主人公の妹だったみたいですね。
仮想世界の中とはいえ過去作の、まして得意の実妹キャラを攻略させるっていうのはよくないと思う。これはかなりマイナスかと。まあ自分はプレイしたことないので思い入れがあったわけでもないのですが、プレイ済みの作品でこんなことされたらディスクたたき割りたくなりますね。
次作のココロリスタでも妹が出るみたいですが果たしてどうなるやら・・・