途中までは怨霊。呪い。因習の島という感じでワクワクしていたが女性キャラがちょっと空気というかあまり魅力的に感じられなかったため少し残念だった。 ただ、文鳴啾蔵という男の生き様がとても美しく彼の物語に触れることができて良かった。 以下ネタバレあり感想
文鳴と槐が大好きな二人で、文鳴編最後の街灯の下で逢うシーンがとても心に残っている。
地獄に向かうであろう二人が穏やかな表情で歩き出すのがとても良い。
今回初めてCLOCKUP作品をプレイしたがとにかくエログロ描写がすごい。
暴力的残虐非人道的なシーンがたくさんあるがその果てに主人公とのお互いを思うセックスを見せてくれるのがすごく嬉しかった(?)
特にカノや珠代の軍神に凌辱されるシーンがお気に入り。珠代が二ツ栗家の誇りを捨てず咆哮するシーンが最高。
虫に犯される女だーい好きになっちゃったんだよね。どうしてくれんの。
物語に関しては、人との因果が織りなすハードボイルド伝奇物で文章も淡々として読みやすく先の展開が気になりそれなりに楽しめる作品だと思う。ただ、先述した通り女キャラの存在感にパンチがないというか…特にカノや姫奈がより顕著。姫奈なんかめちゃくちゃいい女なのに後半刑部のペットになっちゃっただけだし。
シヅと闘うシーンも途中まで格好よかったのにスマホ見せつけて令和の呪い(現世)に勝てるわけねんだよ!もなんかダサくて悲しい。発想はいいんだけど面かぶって正装して撃退するのスマホなの悲しすぎないか。
あと吐月編の終わり適当すぎませんか。文鳴編のほうが相対的に見ると皆救われるのでやっぱり文鳴編が好きかな…吐月と偲のセックスはよかったよ♡偲かわいいね♡
とても好きな作品!にはならなかったがエログロに感銘を受けた。他CLOCKUP作品も是非プレイしたい。