桐生と紫の恋愛物として読むのが正道、かも
何が言いたいかと言いますとですね、紫ちゃんは可愛いなあ!ってことです。切れ長の鋭い目付きでつんつんしているくせに、一度守勢に回ると打たれ弱い紫ちゃん最高や!ビジュアル的にもカガミヒロインの中で三本の指に入るほどに整ったデザインだと思うんですが、やっぱそのキャラクターがおいしい。しかし、個人的に紫ちゃんが可愛いのは、桐生という素晴らしくキャラ立ちした敵キャラが存在しているからだと言うことは強調しておきたい。桐生はクレイジーでマッドでぶっ飛んでいる人格の持ち主ながら、どっか憎めないところがある良いキャラをしているのです。僕、こいつ好きやわあ。いろいろひどいことはするんだけど、紫を壊そうとすいるのではなく、”落とす”ことを目的としているだけに、決定的にひどいことはあんまりしない。それゆえに後味がそれほど悪くない、それどころか調教が進んでいくにつれて、紫ちゃんが”デレ”てくるあたりで思わずうっひょー!と叫びました(いや、嘘だけど)。後半に入ってくると、二人でいちゃいちゃしているだけなんじゃねえかと思えるシーンがあって、幸福感があるのだった。イングリッとに追い詰められた二人が合体するシーンに至っては、桐生さん、これ完全に愛の告白ですよね!?しかも紫ちゃんも受け入れていますよね!?とばかりに異常にエキサイトしていた自分がいるのだった。うるせーな、そういうの好きなんだよ。後日談でも相変わらず桐生はロクなことをしていないけど、なんだかんだで上手くやっているんだなあ、と思うとなんだかニヤニヤしてしまいます。アサギ3でも二人の描写があるといいんだけどな。