手放しで大喝采を送ることはできないが、それでも十分に傑作だった。感想は前半ネタバレなし、後半ネタバレありで書いたが、心配な人は回避推奨。
クリアタイムは67時間と20分くらい。
しかし前作同様にクリア特典のアクターズボイスを聞いていると、軽く68時間を越えてしまった。
尚、このクリアタイムは本編のみの時間で、おまけ要素である夢幻演武を含んでいない。
私のプレイスタイルは以下の通り。
・アドベンチャーパートは基本的にオートモードで、たまに手動ボタン押し。
・99%以上のボイスは最後まで聞いた。
・紅白試合(シナリオ進行上、必要のない雑魚戦)は一回しかしなかった。
・ムネチカの試練は全てクリアした。
【シナリオ】
予想より長かった。かなり長かった。
前作の1.5倍はあると思われる。
前作の本編クリア時間が45時間だったので、前後編で100時間を優に超えるシナリオとなる。
前後編を合わせると散りゆく者への子守歌より長い(と思う)ので、分割も仕方ないかなと思える。
ただ、日常シーンを削れば一作に纏めることもできたはずだが、その場合は各キャラの魅力が落ちるので、前後編という構成は納得できる。
完成度は高く、『最高の最後』と謳っていただけあり、旧来のファンも納得の完結だったと思う。
構成は全体的に凝っていて、各ヒロインに焦点を当てつつ物語が進行していく。
テンポ感は良いとは言えないが、悪くもなく、起承転結のある展開でダレたりはしなかった。
しかし、日常パートが少々多すぎたように感じた。加えて、幾度か苛ついたり疑問に思う展開があり、そのせいでフラストレーションが溜まっていったにもかかわらず、上手く解消されなかったところがあった。それらはネタバレになるので後半で語る。
伏線もほとんど回収されたと思われ、初代のように綺麗な閉幕となる。
ただ、個人的には初代の方が気持ち良く終われた。その理由も後半で語る。
前作こと偽りの仮面を制作時から、構成がきちんと考えられていたことが分かるシナリオだった。
本当に上手な構成だと思う。
テキストは特に問題なく頭に入ってくるし、基本的にシリアスな物語の中に違和感なくコメディ要素を挟んだりして緩急がつき、飽きずに読み進めやすい物語だった。
【グラフィック】
基本CGは53枚と少なめ。
相変らずクオリティは素晴らしいが、もう少し枚数が欲しかったところ。
立ち絵のあるキャラが非常に多く、軽く50人を越える。
背景も豊富で、僅か一シーンしか登場しなかった背景画も幾つかあるが、きちんと描かれていた。
おかげで世界観を実感しやすく、物語に没頭しやすくなっている。
通常、背景画は普通のメーカーだと予算の問題でまず間違いなく削減してくるところだ。
にもかかわらず、アクアプラスは惜しみなく投入してくれた。この点は本当に凄いと思う。さすが老舗メーカーといったところ。
売れると分かっているからこその作り込みとはいえ、一ユーザーからすれば実に有り難いことだった。
SRPGパートの3D描写は前作と変わらないので、前作の感想で粗方語ってしまったため、言及すべき点があまりない。
今作も演出が頑張っており、仮面の者同士の戦いや戦場シーンなんかは相応の迫力が感じられた。
ただ、キャラクターやマップの作り込みが甘かった。テクスチャの解像度が低いのだ。
PS3とVitaにもマルチ展開しているせいか、キャラがズームされるとシャギーが目立ち、興が削がれてしまう。
私のプレイ環境が43インチの4Kディスプレイだったせいもあるだろうが、PS4版だけ高解像度のテクスチャを使うなどの配慮をして欲しかった。
おそらくVitaの画面サイズでなら程良く映えると思われるし、20インチ台の画面ならさほど気にならないかもしれない。
前作は27インチでプレイしたが、さほど気にはならなかった。
【サウンド】
総楽曲数は96曲だった。
前作や初代の曲のアレンジが多かったとはいえ、相変らず凝っていて素晴らしい。
サントラは購入必至。
効果音も豊富で、視覚的な演出と相まって臨場感を与えてくれた。
声優さんの演技力も前作や前々作と同様にレベルが高い。
クリア後の特典にあるアクターズボイスはなんと53人分もあって、全て聞くのに一時間は掛かる。
正直、今作のOP曲は微妙だな……とプレイ前は思っていたが、クリア後に聞き直すと良曲だと思えた。
【システム】
ADVパートは前作と変わらないので、特に言及はしない。
戦闘システムは前作から少し改善されていた。
特に目新しい機能があるわけではなかったが、協撃必殺技の追加と戦闘バランスの改善には非常に満足した。
前作の戦闘バランスは難易度が普通でも結構シビアで、下手をすれば一撃で死んでいたが、今作では与ダメージ被ダメージ共に下方修正されて、前作より倒しづらく倒されづらくなっており、遊びやすかった。
更にムネチカの試練という名のチュートリアルが優秀。
各キャラの特性を掴むのに便利で、各ステージは短く、クリアすればアイテムがもらえる場合もあり、役に立った。
前作からのアイテム引き継ぎによる恩恵が大きすぎるように感じた。
前後編作品なので、前作からセーブデータを引き継ぐ人が大半だとは思うが、引き継がなかった場合は戦闘時に少々難儀しそう。
前作でレベルとBPをMAXにすることでもらえる特典は『獲得経験値の倍増』と『獲得BPの倍増』の二つ。
これらの有無が戦闘難易度に与える影響はさほど大きくはないはずだが、個人的には非常に助かった。
おまけ要素の夢幻演武はまだ少ししか手を出していないため、言及は控える。
【総評】
前作をプレイした人ならば、今作は迷わずプレイすべき作品。
私としては初代を越えたとは言い難いが、それでも十分な大作かつ傑作だと思う。
是非ともアニメ化して欲しいところ。
ただし偽りの仮面のアニメはクソだったので、監督は変えるべきだと思うが。
前作はゲーム原作のアニメ化にもかかわらず、監督が原作をプレイしていないとか意味不明すぎた……
なにはともあれ、概ね満足できる作品だった。
本編終了後はなんとも言えない寂寥感に見舞われたほど。
これは余程面白い作品でなければ覚えない感覚で、満足感や達成感より完結してしまった寂しさが上回るときにしか感じられない。
うたわれるものシリーズは本作で完結らしいが、もっと続けて欲しいところ。
以上、ネタバレなし感想。
ネタバレありは↓
============以下からネタバレ==============
上述したが、構成がとても上手で感心した。
各ヒロインを各国への協力要請という形でシナリオに絡めていく手法は、前作の頃から計算されていたことが窺える。
エンナカムイ(ネコネ)
クジュウリ(ルルティエ)
イズルハ(ノスリ)
ナコク(アトゥイ)
帝都(アンジュ)
トゥスクル(クオン)
前半部である帝都に凱旋するまでにクオン以外のキャラを掘り下げ、後半のトゥスクル来訪でクオン(と初代キャラたち)に触れていくという構成は綺麗で見事。
きちんと各ヒロインを物語に参入させつつ、大切に描こうという姿勢が伝わってきた。
マクロ的にもミクロ的にも起承転結の基本がおさえてあって、キャラクター性だけでなくシナリオ性も重視した構成なのが好印象。
こういった手法は古典的かつ基本だとは思うが、それをきちんと形にして、高い完成度で纏めてくれるメーカーはあまりない。
アンジュについては……あの子はヒロインなのかな?
個人的にはヒロインというより準ヒロインという立ち位置だった。
アンジュは物語の牽引役で、作品内ではヒロイン性より皇女様という属性が重要だったのだと思われる。
本作も前作も、アンジュという皇女様がいなければ物語として成り立たない。
一応、アンジュにも成長物語というサブプロットが組み込まれ、一キャラクターとして気に入ってもらえるように配慮されていたため、違和感なく物語に溶け込んでいた。
そうすることでプレイヤーに皇女様という牽引役に感情移入させて、重要極まる舞台装置という面を感じさせなかった。
極論、これはどのヒロインにもいえることだが、アンジュはそれが顕著だったように思う。
ヒロインについては前作から引き続きクオンが一番可愛かった。
が、本作ではアトゥイが非常に躍進したように感じる。
前作のアトゥイは『シャッホロの狂い姫』という二つ名そのものなヒロインで、戦闘狂と恋愛脳を掛け合わせた奇妙なキャラクターだった。
アクターズボイスで担当声優さんも語っていたが、前作のアトゥイはどこか人間味が薄く、私はあまりヒロインとして見ていなかった。
しかし本作ではナコク編でナタクというサブキャラの存在が、アトゥイをヒロインとして捉えることを強要してきた。
幾らヒロインとしてあまり見てこなかったとはいえ、更にアトゥイが恋愛脳というキャラクター性だとはいえ、他の男に割と本気でなびくヒロインというのは少なからず妬心を喚起させられる。
その上でアトゥイをメインに据えたナコク編が展開された挙句に、最後の船上シーンだ。
アトゥイが戻ってくることは構成的に確実だと頭では確信していたが、それまでのアトゥイの言動から戻ってこない可能性も十分にあると心では思わされ、不安にさせられた。
そこであの船上のCGだ。
あのアトゥイのイラストは素晴らしく、あのCGでは視覚的な可愛さがヒロイン随一だった。
更にあそこでアトゥイが、オシュトルに扮したハク(以降ハクトル)の正体と自らの恋情に気付くという反則的展開。
一気にアトゥイが好きになった。
ただ、ハクが大好きなルルティエですらハクトルの正体は気付かなかったのに、アトゥイが気付くのは少しおかしいと思った。しかしアクアプラスがそんな一目瞭然な違和感を見逃すはずがないとも思い、よく考えてみると……
前作ではアトゥイもハクのお手製お面の存在を知っていたことを思い出した。
そりゃ以前にハクの物真似を見聞きしていれば気付くはずだ。
アクアプラスは芸が細かい。
きちんと整合性をとってきた。
ネコネに関しては安心した。
前作のラストがアレだったから、開き直ってクソ女みたいな言動をしないかと心配だったが、しっかり自責していた。
むしろ過剰なほど自分を責めて、戒めて、それを物語に絡めてきて、感心した。
ハクも皆を騙すことに罪悪感を覚えていて、オシュトルの母トリコリとの遣り取りは印象深い。
ヒロインの魅力に関しては、ルルティエとノスリが少々不足していたように感じた。
特にノスリ。
あの子だけヒロインというよりサブキャラ的な立ち位置だったのは……仕様なのかな?
制作側も作中では特にノスリを推すことなく、ヤクトワルトやオウギと同列の仲間という側面が強かった。
ウルゥルとサラァナの出番は少なかったが、本作では非常に人間味を感じられたので不満は少ない。
平原での狙撃シーンで、サラァナが不安を露わにするところは好印象。
更に二人の出自というか事情は納得できるもので、歴代巫の記憶や知識を引き継ぎ秘書的な役目を担うウルゥルが素っ気ない態度、仕える主の世継ぎを作る女性的な役目を担うサラァナが丁寧な態度という性格も良くできていると思う。
惜しむらくは双子の出番が少なかったことだが、ラストの展開を考えれば帳消しにできるだろう。
クオンについては驚いた。
さすがはメインヒロインで、まさか前作のパッケージイラストが最終戦に至る場面だとは予想できなかった。
そこまで想定して制作していたとは思わず、更に最終戦における必殺技ボイスの変更という粋な計らい。
予想外の伏線回収と初代に基づいた演出による最終戦の高揚感は素晴らしく、素直に賞賛できる出来だった。
クオンの性格やヒロインとしての立ち位置などは前作からあまり変わらず、可愛さは健在だった。
アトゥイのように以前物真似していたことを知らずとも、ハクトルの正体に気付いた点はさすがのヒロイン力といえる。クオンは本当にハクのことを好きで、内面性を理解しているのだとプレイヤーに思わせてくれて、好きにならざるを得ない。
だからこそ、是非とも最後はハクとくっついて欲しかったところだが、大団円にはならなかった。
クオンがハクときちんと再会して、結ばれて、ハッピーエンド。
それを望んでいたが故に、あの終わり方は少々もの悲しくて残念だった。
もちろん、物語の整合性を考えれば納得できなくはないし、散りゆく者への子守歌と似たような終わり方に敢えてした姿勢が読み取れるので、そういった点では満足度が高い。更にハクオロが解放されて、ただの人間としてエルルゥたちと生きていけると思えば救われる話で、これで初代ラストのシーンに繋がると思うと感慨深い。
しかし、あくまでも本作の主人公はハクで、メインヒロインはクオンだ。
二人には幸せになって欲しかった。
というより、幸せになったシーンを見たかった。
ラストのハクは双子と一緒にいたことから、生きてはいるはずだ。
おそらく双子の使う“道”と同じ空間にいるのだろう。
作中では位相が違うから余人には知覚できないと説明されていた、あの霧か靄の漂う空間ね。
そう考えればクオンとはいつか再会できそうなので、まあ納得できなくはない終わり方だった。
しかし……うーん、やはりきちんと再会して欲しかったなぁ。
個人的には双子キャラが相当気に入っていて、今回はB2タペストリー欲しさにとらのあなで予約購入したほどなので、双子がハクと一緒にいられる状況で終わった点には安心できた。
まあ、うたわれるもので、理屈を無視した大団円というのも似合わないので、あのラストも受け入れられなくはない。
が、やはり心の底から手放しに喜べる展開ではなかった。
あの若干あとを引く苦味が良いといえば良いんだけどね。
ライコウの内心と作中での立ち位置は興味深かった。
彼は帝という絶対者を尊崇しつつも、その支配から卒業したがっていた。
絶対者を排することで、ヒトが自らの力で歩んでいこうとする姿勢は、前作のハクオロに通ずるところがある。
にもかかわらず、彼の死後に現れた黒幕ウォシスはライコウと対照的な思想の持ち主で、自身という神がヒトを導いていくことを目的としていた。
前半と後半のボスの思想が真逆にもかかわらず、ハクトルたちは二人と敵対する。
前者はアンジュという重要極まる舞台装置を基点としたオシュトルの想いを理由として、後者は先代帝こと実兄の願いを起点とした想いを理由にしていた。
しかし、ライコウとウォシスは基本的に理詰めだった。
私は理より情を優先する主人公勢の作品はあまり好まないのだが、本作はそう思わせなかった。
上手く理由付けが為されていたので、幼稚さを感じなかったからだし、結局はハクたちの主張が正しかったからだ。
不満点は幾つかあるが、最たるものはマロロ。
引っ張りすぎだよ。
引っ張ってあの幕切れかよ。
覚醒マロとナコクの城で初対峙した際、マロはハクトルの増援たちに背後から奇襲された。
にもかかわらず、マロは逃げず同じ場所に留まり続け、更に増援はマロを倒そうとしないしで、あの辺は少し演出を工夫すべきだったと思う。
そして二回目のマロ。
あっさり逃げすぎだろ。冠童の優秀さが半端なく、常軌を逸していた。それはクジュウリの遺跡でのマスターキー奪取逃亡の件でもいえる。
あの状況でヒト一人連れて、あるいは最重要品を奪取して、それで逃げおおせるとかもうお前一人でハクトルを暗殺できたんじゃねえの?
大正門前のマロ三回目も何だかんだで決着が付かず、フラストレーションが溜まる一方だった。
結局は戦いが落ち着いた頃にマロは正気に返ったが、それまでに蓄積した鬱憤は解消しきれず、その状態でマロが死んでも「あ、そう……」という微妙な気持ちにしかなれなかった。
ハクがあまり罪悪感を覚えていない点も拍車を掛け、どうにも収まりの悪い。
いや、ハクも罪の意識はあったはずだが、それが描写不足だったせいで少し感情移入し辛かった。
マロと似通った不満を覚えさせられたのが、ミカヅチ。
決着を伸ばしまくった挙句、とうとう決着はつかずに味方となってしまった。
いや、理解はできる展開だけど、あそこまで引っ張ったんだから、きちんと何かしらの決着をつけて欲しかった。
どうにも納得しがたくてモヤモヤする。
その点でいえば、冠童たちも同様。
あいつら散々こっちの邪魔をしてきて、プレイヤーに多大な苛立ちを募らせておいて、最後は幸せに死にやがった。
僕たちはウォシス様の役に立って死ねるんだ……という幸福感を胸に抱きながら退場された。
悔しがらない敵というのは最強である。
ウォシスも同じような敵だったが、彼は複製体だと知って自滅したのでまだ許容できる。
だがヤタナワラベ、テメェらはダメだ。
アブ=カムゥについても少し触れたい。
別段、アレが登場することは全く問題なかったが、気になる点が一つ。
大正門の左右に飾られてあった金剛像はアブ=カムゥじゃなかったの?
前作でも少しあの像には触れていたはずなのに、今作では全く触れられていなかった。
私はてっきりハク側かライコウ側があの像(アブ=カムゥ)を起動させる展開になるかと思っていたのに、結局は何もなかった。
他に気になった点はエントゥア。
あの子、ヴライの仮面はどうしたの? 次回作への伏線?
というより、ヴライ撃破後に誰も――ムネチカでさえも仮面を回収しなかったのは少し不自然だった。
いくらハクトルの容態が危なかったとはいえ、誰か一人くらいは気付くだろ。
あとはムネチカの能力。
マロ二回目の際、炎の円に囲まれて絶体絶命というとき、ムネチカの“壁”を双子の力で強化したとか何とか言っていたが、ムネチカの絶対防御だか防壁って、仮面がなくとも使えたの?
そもそもムネチカのいう“壁”ってなんだ? 籠手の打撃によって生じる衝撃波の壁か?
あそこが訳分からなくて、少しぽかーんとなった。
クオンの声にも少し言及しておきたい。
前作やアニメと少し声質が変わっていたように思うからだ。
どうにも担当声優さんが病気療養することになったそうで、そのせいか声に違和感が表れていた。
2016年夏アニメでも、担当していた某戦記ものアニメのヒロインも声が少しおかしかったので、まあ仕方ないといえば仕方ないが、完結作なので万全の状態で収録できていれば尚良かったのかなと思う。
そう思える程度にはクオンというキャラクターは魅力的だった。
他にも色々と述べたいことはあるが、ただでさえ取り留めのない感想が更に酷い散文となるので自重しておく。
本作・二人の白皇では、アクアプラスことLeafがこの先も生き残ってくれるメーカーだと思わせてくれた。
今後、うたわれるものシリーズに次ぐ魅力的な作品を発表してくれる可能性には大いに期待できる。
一作目から十年掛けて、ここまで壮大かつ重厚な世界観で楽しい物語を展開してくれたことには感謝の念を禁じ得ない。
どうもありがとうございました。
お疲れ様です。
六日間ぶっ通しでプレイし続けた私自身も、他のユーザーさんたちも、お疲れ様です。
以上、久々に長文レビューを書いちゃうほど面白く、満足できる作品でした。