これで完全版が出なかったら TEオワタ\(^o^)/ では済まないレベル
マブラヴ、マブラヴオルタ、オルタクロニクルズ、小説版TE、シュヴァルツェスマーケンなど、一通りのマブラヴ作品はプレイ&既読済み。
今作TEは……なんというか、中途半端。
アニメ版の辺りまではストーリーが分かってはいても、それなりに面白くはあった。
その後も話としては悪くない、むしろ並以上に面白いレベルではあったのだが……終盤は色々と強引すぎた。
制作期間云々の事情はあったのかもしれないが、せめて唯依ルートは入れて欲しかった。
賛否両論になりそうなユウヤと唯依の関係だが、個人的にはありだと思う。
自分は「まさかこいつら腹違いの兄妹か……?」と小説版の頃から勘ぐっていたし、もしそうだったら面白そうだなと思ってので、
二人の関係が明かされたとき、驚きはしたが意外ではなかった。むしろ「これどういう展開になるんだ」と期待していた。
だから二人の関係については良い。唯依が妹とか、やや複雑なところはあるけど問題はなかった。
しかし、それで唯依ルートがないのが解せない。
中盤まであれだけ唯依をプッシュしておいて、なぜ個別ルートがないのか。ふざけるな、ふざけるなよage、5pb、吉宗鋼紀。
しかもクリスカルート一本道というシナリオで、なぜ唯依どころかアルゴスの連中などのその後も描かれていないのか。
これで唯依・クリスカの2ルート構成だったら許せた。むしろ良くやったと賞賛していた。
先にクリスカルートをプレイさせて、後から唯依ルートとかだったら最高に燃えていたのに……
というかクリスカ一本ルートだと、ユウヤと唯依が兄妹関係とか、完全に唯依がユウヤと別れる(諦める)ためのご都合というか口実にしか見えてこない。
でなければアニメ版最後「恋敵だ」云々はどうなるんだと。あそこまで期待させておいて落とすとか、酷くないですか?
唯依ルートがあればその辺もっと掘り下げて、色々と面白い展開になっていたはず。にもかかわらず、クリスカルート一本って……
べつにクリスカは嫌いではなかったが、個人的には唯依派なので期待はずれ感が凄まじかった。
あとこれは私だけではないと思うのだが、テロ事件終盤でのクリスカ&イーニャ暴走時の唯依の声とか、終盤のクリスカ瀕死時とか、
声が妙に高いというか、声優さんどうしたの? ってレベルの違和感を感じた。
まあ後から取り直したとか、そんなところだとは思うが、それにしたってアレはもう異常なレベル。編集で改悪したとしか思えない違和感だった。
しかも盛り上がっているところで、その違和感声になるもんだから集中が一気に霧散して萎えた。
声優が豪華で最高だっただけに、これが際立っていた。
誤字脱字や音声が合っていないところも散見されたが、それはまあご愛敬なので許せる。
だが、この声の問題だけは看過できなかった。
結論を述べれば、少し期待はずれだった。
これまでのマブラヴ作品らしく燃える場面もあって良かったといえば良かったのだが、一本道にしたせいで全てが台無し。
途中まで「これは分岐するな」と思わせる選択肢もあったので、当然のようにルート分岐すると思っていたのに……なんてことだ。
おそらく、本来は唯依とクリスカに分岐するはずだったのだ。それが何某かの理由でクリスカルート一本になってしまった、という印象を受けた。
でなければ、唯依やアルゴスの連中など、クリスカルートで消化しきれない要素を物語に組み込むのはどう考えてもおかしい。
全てをなげうってまで……という演出効果のためにしてたって、それだけでは納得できないシナリオ展開だった。
PC版で唯依ルート含めた完全版が出てくれるのなら、許せる。しかし、これでTEは終わりってことになったら、もう拍子抜けどころの話ではない。
BGMや歌に良曲が多かったのは救い。
キャラ的には唯依とターシャが可愛すぎたことも良かった。それだけに唯依ルートが(ry
八月末にオルタクロニクルズが出るので、そっちのデイアフターには期待しているが……
本当にTEこれで終わりとかじゃないですよね?