(GiveUp) 一生引きずる内容としては、不快な部分しか残らない。
※最初の選択肢当たりでギブアップしているので、そのうえでお読みください。
ウグイスカグラの作品プレイするのは初めてです。評判から噂を聞きつけ、ルペルカリアの体験版をプレイし、シナリオの奥深さの片りんを感じ取り、購入を決意しました。
体験版範囲までは面白かったものの、座長の来々がめぐりの嘘にまみれたスキャンダル流したあたりから生理的に受け付けなくなり、とりあえず最初の選択肢までプレイしたものの、めぐりが主人公のトラウマに限りなく近い京子を劇団に招いてリタイアを決意しました。
しかも、過去にも同じようなスキャンダルをばらまき、劇団員を追い込むようなことをしたことがありながら、なんであのヒロインは今も来々についていったんだろう…。しかも、別に劇団としてはとりわけ成功しているわけでもないし…
でも、人って完璧なものに惹かれることって、意外となくて、何かいびつで、その中で何か光るものに人って惹かれるものだから…。まぁ、だからDVした後に優しくされる手法にまた堕ちてしまう男女がいるんだろうけども。
これは、あくまでも一個人の意見でしかないことを承知した上で読んでほしいのですが、私は精神的に1人を殺して這い上がるやり方はきっと向いてないんだろうなと思いました。それに、演劇とはこういう世界なのかなと恐怖を感じました。(まぁ全部が全部こういうやり方ではないでしょうが)
主人公があんなに嫌がっているのに京子を劇団に招いためぐりも結局は来々と同じだったのかなと。とりあえず手段のリテラシーを考えず、とにかく上を目指すやり方は個人的にはNGでした。(まぁ京子がエチュード?するあたりでゲーム閉じてしまったので詳しくはわかりませんが)
きっと自分の心が狭いから受け入れられないのでしょう。ただ、大衆的な評価は上々なゲームですから、合う方にはきっと合います。シナリオの奥深さは体験版範囲でも感じますから、胸糞悪い展開が待っていて、そこを受け入れることができれば、面白いゲームと感じる可能性は高いんじゃないかなと思います。
個人的には…この作品が地雷だっただけで他のルクルさんの作品は気になりますので、また機会があれば、スカウティングを重ねに重ね、ウグイスカグラのゲームを楽しみたいなとは思っています。