ギャクにかなり振り切った感あり、主人公にも癖があるため体験版プレイは必須。
アサプロさんとは長い付き合いで、2010年に発売したアッチ向いて恋から全作プレイさせていただいております。
ここ数年でだいぶ雰囲気変わったブランドと感じています。
前作からシナリオライターが八日なのかさん1人になり、天都さんがディレクションに専念する体制になりましたが、そこから一気に主人公がだいぶ癖のある人柄になったなぁと思った印象です。
ジェンダーに対する考え方がなんか激しくなったと言うか、今回もトラウマから女性とのお付き合いに関して歪んでしまっているところがあります。あるルートではその歪みが全面に出てしまうことも…。
甘い純愛目当てで買うと少し割食うところあるかもしれません。ドロドロとした争いというよりも、ネタを交えた争いなのでそこまでギスギスしてはいませんが、大体2人きりでいいところになると邪魔が入ったり、どうしてもギャグが付きまとうので、純粋ないちゃらぶ系やりたい方は合わないかもしれません。
が、八日なのかさんのテンポ良くてどっからそんなの思いついたんだよみたいな面白いテキストは合う方には合います。恋借りと恋春アドレセンスが好きな方は今回もすんなり入れるのではないでしょうか。
前途の通り、主人公は相当癖があり、なぜここまでモテるか謎なので受け入れられるかどうかが鍵ですし、ヒロインも頭ぶっ飛んでる電波系も少ないわけではないです。前作の主人公の奇人っぷりが受け入れられない人は今回も難しいのではないでしょうか。
個人的には今回もサブヒロイン好きになってしまいました。はぁ、蒼ちゃん…。
できれば汐音ちゃんやり捨てして、蒼ちゃん先輩に流れるルートがほしかったです。
あとは、あるサブルートで主人公が性癖破壊されてチンポに囚われるルートはゲラゲラ笑いました。
こういう勢いだけのルート嫌いじゃないです。
個人的には次回も八日なのかさん&天都さん体制のアサプロ新作が見たいです。
楽しみにしています。