面白かったけど、自分向けではなかった。
ラプラシアンは正直ブランド的にはそんな好きではないんだけど、どうしても面白い要素が見えてしまい、処女作から今回の作品まで全部購入してプレイしております。なので、過去作プレイ勢にはにやりとできる展開ですね。人工鳩、中世欧州、夢要素などなど。
今までのラプラシアンは攻めきれずに結末があっさりしてるルートがあったり、トゥルーエンドもなんか思い切り良過ぎてあれえぇ・・みたいな展開になったり、プロットは面白いのに設定になんか無理があったり、首をかしげることが多かったけど、今回は攻めきれた感ある。起承転結しっかりしているし、しっかり伏線回収もできているあたり、丁寧に作ってる感はある。
ただ、case0でちょっと胸糞悪い展開が多いのが個人的にはマイナスポイント……。もう少しまとまっててもよかったかもしれない。遊馬教授が世凪にしたこと、上層のシャチがただただうざいこと、個人的気になったcase2の設定など…ちょっと割引要素があったのも事実です。
それでも自分は神代岬さんのファンで、だいぶ堪能できただけで高得点つける価値はあります。一人複数役をうまくこなし、相変わらずの幅の広さは素晴らしいなと。個人的に凛の足コキはめっちゃツボでした。
ラプラシアンは延期が多いし、代表のツイートはそんなに好きになれないし、好みかって言われてもそうではないので、次買うかわかりませんが、天才的なプロットにまた惹かれて体験版くらいはやるんだろうなときっと思います。