「物語」という言葉でそれっぽい雰囲気がでてる
この作品の良かったところは美羽という珍しいタイプの妹に出会えたことと、高水準なグラフィック面です。
シナリオは淡々と進んでいきテンションの上げどころがなく、作品に対する印象が「ただただエロかった」の一言で済んでしまった。
終了時のテンションでルート毎の感想を適当に書き散らします。
・文音√
文音の義妹である麻由紀が死んだ事故について罪悪感で苦悩する流れだが、
作中描写で麻由紀に対しての印象が最悪なので正直どうでもいいとしか思えなかった。
途中亡霊復活してきた麻由紀の「同情するなら、私にこそ」という発言がこの作品一番のギャグシーンかもしれない。お前に同情する要素が欠片もないよ・・・
終盤の罪悪感を分散するために各キャラ毎に責任があるんだよの流れも、
大元を辿れば主人公に突き飛ばされるような接し方をしてきた麻由紀の自業自得としか思えないし、何ともあれな話でした。
不意打ちドッキリはやめよう。怖い。
・みさき√
父親に性的虐待を受けていたけどチンコがデカ過ぎたから挿入はされなかった処女ですの流れ、誰が得するんでしょうか。
多少無理やりにでも挿入は試みるでしょうよ。それ以外でも口だったり手だったりいろいろされてるでしょ。そこ適当にするならただ暴力虐待設定で良かったと思います。
話の締め方もあれ。兄貴をぶん殴って正当防衛だからもう絡んでくんなよって終わり方、エロゲ脳の自分からすると報復陵辱が容易に想像できてしまった。
話はあれでも一番エロくて好きなキャラでした。どのCGもドキッとする色気に満ちている。
水着CG、初体験時の膝上に乗せて上目遣いの破壊力が凄まじい。
・美羽√
双子設定を活かした同一視という珍しい妹としてのあり方は新鮮で良かったです。
同一視が深刻化して病んでくると主人公の息子を切り落とすまでいきそう。少し見てみたいかも。
終盤の主人公が美羽を説得するシーンを要約すると
「子供に力はない、出来る事はない、何も影響を与えられないから仕方ない」
これで美羽も納得しているが、唯一出来るであろう「声をかけて元気付ける」ことをマイナスの方向で行い、それが最後の一押しとなって心中しているようにしか見えない。
少し引っかかってしまいました。後で読み直してみます。
・祥子√
全ての真相が明らかに!なったはいいが、そのどれにもパンチがない。
大体予想通りだったり、異世界の設定に期待していたものより低い答えが返ってくるばかりでテンションも上がりようがなく淡々と進んでしまった話。
○総評
グラフィック面は素晴らしく立ち絵、CGはどれも一級品でそこに関してはとても満足した作品。
反面、シナリオは物足りなかった。
エデンという異世界はどうやって作られているのか期待していたが、適当に片付けられてしまってはたまらない。
適度なシリアス成分が欲しい、でもエロも充実した魅力的なキャラクターが見たいという人にオススメな作品だと思いました。