△ドラマCDトラック１はGuilty最高傑作。
【感想】
やはり館モノは独特の味があって面白い。本作品は抜きゲーというより、熟女萌えゲーといったほうがしっくり合う。
熟女フミに萌えることができれば勝ち組となるだろう。既存の萌えキャラがほぼ出し尽くされた感のある昨今、
世にひっそりと新機軸の萌えゲーが登場していたとは知らなかった。「萌え」とは何か。ただ流行りのカワイイ女の子キャラが
ドタバタやって何も無い所で転んだり、意味の分からない口癖を発したりするのが萌えなのか。違うだろう。
そんな奇妙奇天烈なキャラに新鮮味を感じて萌えだ何だともてはやす時代は終わりつつあると思う。萌えも本質が問われ始めたと
私自身は感じるのだが、はたしてどうだろうか。本作品は、熟女の魅力たっぷりに描かれている。体は成熟しているのに心は乙女だったり
年齢を気にする一方で甘えたり、処女なのに母性を発揮したりと、熟女ならではの可愛らしさを引き出そうと苦心しているのがよく分かる。
このシナリオライターは本当に熟女が好きなんだなと、ある意味感心しながらテキストを読み進めました。良い萌えゲーだと思います。
●（絵・背景・キャラクターデザイン）
立ち絵が崩れており、かなり許容範囲を逸脱しているので減点。ただ、それ以外は一定水準以上を満たしており好感が持てる。
雰囲気も良く丁寧に作られているのが分かるし、背景も綺麗にまとめてある。これでもう少しキャラデザインが良ければ・・・。
●（シナリオ・テキスト）
体臭とか匂いフェチの人には合うのかもしれない。ただ私はそこまでマニアックじゃないので・・・
ちょい嗜好と外れ気味。主人公受けが多いのも、少し不満と言えば不満。
ただし、凛とした女性に振り回されることに快感を覚える絶対Ｍ感の持ち主にとっては
たまらないエロシーンが大半なので、そういうのが好きな人は試してみてもいいだろう。
私的に言えば、メイド（メード？）服は別にどうでもよかった。
●（声優・ＢＧＭ・歌）
ＢＧＶあり。ＢＧＭも質が高い。何よりも白井綾乃女史を筆頭に、声優の演技が素晴らしい。
オナニーボイスＣＤなんてもう・・・、もう・・・さすが白井綾乃さん。まさに、ハマリ役。
マダム系のキャラクターがこれほど似合う声優は、この人をおいていないと言っても過言ではない。
ＣＤの内容はアナザーストーリーで構成されているので、本編の雰囲気を壊すことなく
シナリオを補完する形で作られている。車を運転している最中にフェラチオの刑とか
面白すぎです。フェリンピック金メダリスト白井綾乃女史の本領が発揮されてます。
「妻陥落」の清美みたく媚びたビッチ妻は確かに迫力は抜群だったが、あれは少し単調だったように思う。
本作品で演じている晶江というキャラは、清美とは違って自己の性欲に振り回されるのではなく制御している。
その大人の余裕を感じさせるテキストが、白井綾乃という類まれな演技力を持つ声優と合わさることで
より一層、魅力が引き出されている。エロゲーの要素として声を重視する人にとっては当たりとなるだろう。
●（ゲーム性・やり込み度）
ゲーム性無し。ただ、館モノらしく、この先どうなるんだろうという引き込みはある。
ディスクレスなのも地味に嬉しい。
●（Ｈ・エロシーンの魅力）
絵が残念。原画家のクセ（味）というには無理がある崩れっぷり。どこがって、どこもかしこも崩れている。
丁寧に塗られているし、館らしい閉鎖的な雰囲気もよく表現されており魅力は感じられるのだが、やはりイベントＣＧの
当たり外れが多すぎるのは流石にキツイ。熟女特有の太ましさは上手く表現されていたと思うけど、ちょっと引いた。