Visual Art'sの20周年記念作品。
8GBに恐れをなしてプレイし始めたが、スマホなどの演出に容量を取られただけで、シナリオとしては、一般に長編と呼ばれているものと同等の長さだった。
女の子はとにかく可愛かった。
特に佐伯莉音。
サブキャラで登場も摩耶ルートの終盤だけだったのに、そのインパクトといったらもう・・・。
僕の心を鷲掴みにしてくれた。
メインキャラなら、雪乃かな。
幼馴染が大好物なので。
シナリオは、思っていたよりも普通で、学食向上委員会なるものの特色を活かしきれてないなぁと感じた。
委員会活動も各ルートでほぼ共通だし。
もっと委員会活動を全面に押し出して欲しかった。
あと。
主人公はダメだろこれ。
エロゲの主人公はヘタレと相場が決まっている(?)が、そのテンプレをさらにひどくしたようなカンジ。
とにかく優柔不断だし、変なところで激昂したりするし。
思考もとにかく幼稚で、まったく感情移入ができず、ここがプレイを苦しくしていた。
丘野氏が担当した摩耶、瑠奈、碧のシナリオは、色々と展開するし終盤も盛り上がりがあったが、魁氏の担当した雪乃、叶のシナリオは、なんだか平坦に感じた。
両氏はCLANNADでも名を連ねた実力派だっただけに、この差は少し残念だった。
総括すれば、主人公のヘタレさに目をつぶれば、それなりに面白かったということになる。
音楽とCGのクオリティは、かなり高かったし。
20周年記念作品にしてはやや地味だったが、まぁ良い作品だっただろう。
ちなみに、FDではなく追加シナリオの形で、アフターストーリーなどを届けていくということが発表済である。
ライターの両氏によれば、
・プレイ時間は2~3時間程度
・全キャラ分あるわけではない
とのこと。
個人的には、FDで莉音とエッチしたかったのだが、それは妄想で補完することにしよう・・・。