隠れた名作とは言えないが、全体的に完成度が高い秀作。惜しむべきはシナリオか・・・
転校して来た主人公がいろんなクラブの学園祭準備を手伝いながら女の子と仲良くなるゲーム。
操作性、システム共に良好(PSソフトとしては)攻略キャラからサブキャラまで魅力的なキャラが多く、各出展クラブの進行度がパーセントで表示され、100%で標準、200%でワンランク上の出し物になるのが面白い。主人公が手伝ったりアイテムを寄贈する事で作業率がアップするのだ。
ただ、問題はシナリオがキャラにもよるが薄いこと、システムやアイデアが良いだけに残念で仕方がない。PS作品でもかなりシナリオは薄味、分かるように言うならば「ときメモ」のシナリオでデートがない物と思ってもらえば分かりやすいだろうか?
このゲームをプレイしての印象は面白かったけど物足りないというのが正直な感想だ。
しかしメディアワークスから出されたソフトの中ではレベルの高い作品だ、CGも綺麗だし話もなかなか面白かった、今このゲームをプレイしていたら、完成度は高いが作業的なゲームになっていただろう。当時エロゲーとは無縁でギャルゲーも始めたばかりの、まだピュアな自分だったからこそ楽しめたのだと思う。その当時の想いがまだあるからこそ、秀作と判断した。