KIDの倒産と共に、メモリーズオフも終わってしまったのかもしれない。
業界の歴史を作ってきたシリーズだけに残念。
「雨はいつあがるの?」
幼馴染のヒロインが死んでからの物語を展開して、ONEや加奈等と同様に泣きゲの流れに貢献したファースト。
当時は今ほど有名でなかった水樹奈々をメインヒロインの白河ほたるに当てて、付き合ってからの葛藤と、ほたるのあほキャラが反響を生んだセカンド。
シスプリ世代の古いユーザーなら、懐かしさを感じてしまうシリーズだと思う。
今までのメモオフは、3などの駄作も存在するが、作品の中のテーマや特有の雰囲気というのは存在し続けていて色あせることがなかったように思える。
しかし、今回の6はもはやメモリーズオフとは呼べない。
メモリーズオフという名前は、前作までのファンに買わせる為だけの看板のようなもので、テーマや雰囲気などのメモオフらしさは完全に失われて、どこにでもある凡作になり下がってしまった。
メモオフという名前ぬきで考えても、ただの催眠手抜きゲー。
あるべき所でCGは無いし、ゲーム時間のほとんどは共有ルート。告白して付き合ったらそれでおしまいで付き合ってからの話はほとんど無し。
主人公視点と内容が全く変わらないヒロイン視点で文字数稼ぐみたいな手抜きはやめて、内容のあるものを作ってくれ。
最近の一般的なキャラゲにも劣る内容に、ただただ絶望した。