2人の少女と海まで旅をするお話。もっと天使について描いてほしかった。
タイトルに惹かれて。
同人の短編は手軽に楽しめていいですね。
これでもかと言うほど不幸な生い立ちの主人公が、2人の少女と海まで旅をするお話。
かけ合いが面白く、ちょっとほろりとさせられそうになる部分もあり、短くもよくまとまっていると思いました。
死生観というか、生きるということについて、主人公たちが出した結論。
よくある話かもしれませんが、良い雰囲気でラストを楽しむことができました。BGMもけっこう良いしね。
3日で変わる人生もある。内容はまったく違いますが、「3days」のキャッチコピーを思い出したり。
夏の日エンドは、夏海の後追い自殺…なのかなあ。
ただ、締め方については疑問が残る。
「世界が終わる」ことについては、絶対こういうことなんでしょ? って思ってたからまあいいとして。
天使についてほとんど語られずに終わるってどういうことよ。思わせぶりな要素はいっぱいあるのに。
どう考えても天使についてのシナリオはあるべきだった。
彼女は何を背負ってこんなことをしているのか? 過去にいったい何が?
ストーリー概要、天使エンド、プロローグ、公式サイトのおまけ小説等、読んで考えてみたけれど読み解けなかった。
絵はみなさんが言っているとおり、ケロQ系列っぽい。
Hシーンは夏海のみ、2つ。
回想にはそれ以外の枠もありますが、天使の裸を見てしまったシーン×2で、エロではないです。要注意。
覗きシーン等、主人公がよく変態モードになりますが、正直作品に合ってないと思う。
システムは、音量調節に少し問題アリか。
ボイス音量を最大にしても小さく、かなりPC音量を上げてプレイ。その状態だと、どこの音量設定が反映されているかわからないが、アイキャッチがすごくうるさい。
途中から、今度はやたらと声が大きくなり、また下げるはめに。
どうもよくわからない感じでした。
締め方に問題があるとは思いますが、自分は結構好きです、この作品。
求む、天使ルート。