「居場所」を見つける物語。 日常にちょっと疲れてしまった方、「とまり木」で一休みしていきませんか?
いままでやってきたエロゲの中でいちばん癒されました。
まずなにより音楽が素晴らしい。
OP・EDももちろんですが、どの場面でもBGMが高品質。
うっとりさせられたり、楽しくさせられたり、切なくさせられたり…
それらに耳を傾けるだけでも癒されました。
初めてサントラ欲しいなあと思いました。こういうときに限って特典じゃなく別売り…!←いつも興味なかった
イヤホンやヘッドホンでのプレイを推奨します。
話としては、そんなに盛り上がりのあるものではありません。
ただ、少女たちが自分の「居場所」を見つけようとする物語です。
みんな純粋でまっすぐ。初めての気持ちに戸惑ったり悩んだりしながらも、自分の本当にいたい場所はどこなのか――
「とまり木」で羽を休めながら、真剣に考えていくんですね。
かわいらしい絵と相まって、癒し効果ばつぐん、ほんわかやさしい気持ちになれる。
一応、初回はフィオナルートを推奨。
ヒロインはみんなロリですが、そのことによっての障害はほとんどなし。
周りはヒロインを「ちょっと幼いだけの、普通の女性」扱いするし、シドとくっついてからも変なからかい方はしない。
ロリかそうでないか関係なく、周りから異様に揶揄されたり性生活を詮索されたりする流れが苦手なので、自分としてはよかったです。
ロリと付き合う背徳感、みたいなものを求めるとがっかりするでしょうが。
そんなに、「恋愛」するのが変な流れではなかったかな。まあ、それでもさすがにプリスは犯罪くさかったですが…
ってか絵がほんとうにかわいい。癒される。つっつきたい。
ちょっとした表情の変化にほんわかします。
ウインク立ち絵がね、イイんですよ…!(なんかマシューにもあったけど!)
レイチェルのこと、シドの父親のこと、ステフ&ジョナサンのことなど、物語を膨らませる要素がまだまだあったため、あっさり終わってしまったという印象は正直あります。
しかし、下手にエピソードを盛り込んでこの雰囲気を壊してしまうよりはこの方がよかったと思います。
珍しく、最初から最後まで落ち着いて楽しんでプレイできる作品だったので…
まさに埋もれている名作、もっと多くの人にプレイしてもらいたいです。
みなさんも、「とまり木」で一休みしていきませんか?