何から書こう
昨日やり終えたばかりでまだ興奮冷めやらぬ思いでこれを書いてるので何から書いていけばいいのか...
呪われた館を舞台に主人公が迷い込み、そこにいた女中に悲劇を語ってもらうという構成
僕自身がどこでこのゲームを目にしていつやろうと決心して買ったかも覚えていない
きっと魂が導かれたゆえでしょう...
マジでこんな事言うのはクサいしドン引きされること間違いなしで自分でも気がひけるんだけど
このゲームに出会えて嬉しい、全ての話を聞いた後やキャラクター達がどうなったかを見届けられた事に、産まれてきて良かったとすら思える(ゲーム中は死にたさしかなかったけど)
本当に僕の言ってる事はやったらわかってもらえる...と思うんだ、だからどうか2000円と20時間弱をこのゲームに捧げてみてはもらえないだろうか...
まあいいや、これ以上中身のない褒め言葉を並べても気色悪いだけですし、ちゃんと感想に移りましょう
パッケージの裏に悲劇が語られる云々~って書いてあったから、館という共通の場所で異なる時代の悲劇が語られていくんだなと解釈してた
1章から3章が終わって、あぁ...悲しい、気分が沈むな~ていう感じに勿論なった
1章のネリーが狂っていくとことか、2章の主人公が自分と同じ獣を殺すがそいつが実は主人公の恋人だったこととか
3章のヤコポと白髪の少女がマリーアのおかげで関係が拗れていって、それがどうやっても修復不可能なとこまで行った時なんかもう...あぁ...ってなってたよね、
白髪の少女が小屋でひたすらヤコポに手紙を書いてるところなんかもうやばいよアレ、枕元に銃置いてたら辛すぎて自殺してたと思う
勿論First doorからThird doorで語られる悲劇も十分に重い話で気分を鬱屈とさせるんだけど
それだけでは終わらせてくれないんだよ...
4章は置いといて、、、5章以降ですね、全てが明らかになる、本当の主人公”ミシェル”や”モルガーナの館”についての話
あらすじ書くの面倒だしまっったく得意じゃないのでやりませんけど、とりあえず前述した話以上に苦しくて思い悲惨な話をまだ聞く事になる、この内容が本当に辛い、まじで
本当に顔が引き攣って、涙が出てきて、こみ上げるものがあって嘔吐く程でした、嘘じゃないよほんとに
ここまでひたすら暗い陰鬱な話がずっと続くかのように書いてるけど、実はそうじゃなくて、普通に笑ってしまう可笑しい部分もあった
何章が終わった後でとかはもう覚えてないんだけど、ずっと辛い話が続いた後で場面が転換してミシェルとジゼルの他愛のない会話が流れるとこがあったんだけど、
それを見てああ、なんて平穏で癒されるんだろうかと会話内容に笑ってたら、なんか涙が溢れてきて止まんなくなっちゃったんだよね、BGMで”Cicio”が流れてたせいでもあるんだろうけど...
なんというか、このゲームは本当に妥協点が見当たらない、欠点がない
音楽もサントラ買う程良すぎるまじで、CG絵もまじで綺麗すぎる、ジゼルの髪に薔薇を飾った時の絵なんかまじで素晴らしすぎる
勿論上に書いたとおりでシナリオも1つ1つ単体で見ても文句ない仕上がりなんだけど、それが最終的に全て収束していく流れはもう鳥肌立ちます涙も出ます
このゲームをやってる時間だけは本当にのめり込んで、読むというより、聞いている感覚に近かった、それはやはり音楽や絵、演出といった面全てが高い水準にあるからこそなのでしょうね
これが2,000円代で買えるんですよ、ほんとノベルゲーム好きで暗い話好きな人はやったほうがいいですよ...最高でした