物足りないが……
各所の大ボリュームのファンディスクに慣れて麻痺しているが、ファンディスクのボリュームとは精々この程度が普通なのだろう、といった感じ。
シナリオの長さとしてはこのくらいで良く、内容もそこそこ上手くまとめてあった印象。ただご褒美としてのHシーンがない分、モチベーションも満足感も今ひとつ足りないプレイとなった。本編になかった明るいHシーンを見せるチャンスだったと思うが……。
孝之にボイスがついているのは良いところで、コメディ調の演技が随所で心を軽くしてくれた。本編にこのボイスがついていれば、良かれ悪しかれプレイ感に変化があったろう。
ランブリングエンジェルはマブラヴサプリメントに続いて二度目ということでルールへの理解も少し深まり、さほど苦労なくクリアすることができた。特に手番次第で、DP重視でしのいでいるだけでカード切れ勝ちが拾えるのはありがたかった。
あえてプレイする必要はないが、君望をなぞってコミカルに展開するシナリオは、本編について重い印象が拭えない人にとっては、ひとつのトラウマクラッシャーとして働いてくれるかもしれない。