ただただ真っ直ぐなあなたの横顔が眩しかった。
今作主人公には惚れたね。いやー、良い。素晴らしい。
昔は手の付けられないヤンキーだった？クズだった？いいじゃん、そのおかげで性格に箔がついてるのだから。
悪友の快音は言う、「少しは疑えよ」と。でも主人公は信じ続ける。裏切られても、罵られても、真っ直ぐに。
人間大人になるにつれ色々と腐っていくんだろう。だからと言って将来に悲観して今を投げるのか？違うだろ。
若くても老いても人ってもんは例えひとつだけでもなにかしら光るものがあるはずだ。
それは他人から見ればひどく歪なものかもしれない。が、それすら大事にできない大切にできないやつはどうするどうなるというのだ。
それこそ本当に救えないものに成り果てるのだろう。それは死と変わらない。そこまで負けた人間になってはいけない。
ということですか？すいませんね主人公の名ゼリフの数々を歪曲して勝手にまとめてしまって。
自身、るーすぼーいの作品は約3年ぶりでしたが、やはりこの方のエロゲは不思議な魅力がありますね。適度なギャグも笑えるし。
今作は元は同人作品だったということで、手軽にプレイできる内容であり話も巧くコンパクトにまとめられています。
シナリオは全体的に暗めですが、主人公の言動がそれらの陰鬱とした雰囲気を見事に消してくれていました。
他人を疑らない性格でなにが悪い。取り繕った態度でも必死で彼女と向き合うことのどこが悪い。
いや、中々というか、まずいないよこんな人間。だからこそ素晴らしいと思えるのです。