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kazikiさんのドーナドーナ いっしょにわるいことをしようの長文感想

ユーザー
kaziki
ゲーム
ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう
ブランド
ALICESOFT
得点
95
参照数
338

一言コメント

ゲーム性、世界観、CG、音楽、エロ、満遍なく良い。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

ゲーム性、シナリオ・世界観、CG、音楽(OP/BGM)、エロ、満遍なく良い。アリスソフトの30周年に恥じない作品と思った。クリア後アリスの館のスタッフのコメンタリを読んで、本作の光る箇所は非常に良く練って作られていたことがわかり、なるほどと思った。

アリスソフトらしくシナリオとエロとゲーム性のバランスは絶妙。攻略にはそれなりに頭と時間を使う。したがってエロはクリア後回想モードでのお楽しみとした。戦闘シーンのアニメーションや演出がすばらしいく、作業プレイもそこそこ飽きずに楽しめた。CG回収には何周もするかセーブデータを駆使する必要あり。2周目以降は開始時にいくらか攻略が楽になるオプションが付けられる。

キャラクタはサブキャラも含めてみんな魅力的である。エロシーンに関しては、純愛から調教までいろいろであるが、ハルウリ人材および主要キャラの陵辱シーンは硬派な陵辱ゲーぐらいのエグさがあるので、そういうのがダメな人は要注意である。基本的に誰かのピンチは最速で救出し、戦闘で負けないようにすること。

やや惜しいと思うのは、他の方も書かれていたが終盤の展開がやや駆け足すぎる気がした。この素晴らしい世界観とゲーム性(本作専用にゲームエディタを開発しているらしい)が一度きりというのは勿体無いので、ぜひリメイク、せめてファンディスクかアップデータを期待したい。

個人的なお気に入りポイント
・絵(原画はもちろん良いが、ファッションや色使いなどで独特の世界観ができている)
・菊千代。変態プレイ担当
・ジョーカーがシオンに襲われるエロシーン
・終名の陵辱エロシーン
・メディコの必殺技が電撃ナース
・OPのドーナドーナのうた