恋愛が絡んだイチャラブ感でのキャラの強みが目立った前作から、キャラの個性とギャグの応酬からくるコメディ感が目立つ本来のアサプロに。前作でキャラゲー色が強くなったのでコメディが弱くなるかなと思ったけどむしろキレを取り戻してきた。顔芸がなくても十分おもしろい。
ネタだけでシナリオが構成されてるようないつも通りのアサプロさん。
そんな感じだから他作品と比べると相対的に評価はされづらいけど一定のファン層を離さないブランドの安定力を感じる。
最初は志衣菜のインパクトが強かったけど最終的にどのキャラもいいところが目立った。
エロゲ好きという設定から志衣菜はギャグが直接的な下ネタ一辺倒になりがちだったので、なんだかんだ七留のテキストが一番安定してたように思う。
好みの問題もあるけど。
(でもいちばん楽しんで演じていたのは多分六花さん)
真帆はいちばんネタ要因ではなく普通の人っぽさがあり、ボーイッシュながら乙女感が強いところが良かった。
卯衣さんの声もぴったり。
というかどのキャラも本当に声が合ってた。
すずはこれまでの毒舌キャラとは一味違い、毒舌を吐きながらもなぜか裏に黒さを感じさせないところが新しいなと感じた。
適度にネタを突っ込みながら清純要素を維持し続ける絶妙なバランス。
鹿野まなかさんの演技が上手だなぁと。
アサプロみたいなバカゲーはほんと他作品以上に声優さんの力あってのものだなぁとしみじみ。
サブキャラも含めとても安定してた。
もちろんライターも。
テキストのセンス含め、毎度毎度キャラ作りがうまいなぁと感心する。
タイトルになっているサンカク関係という意味では嫉妬も争いも起こらないのですごくライトだなぁと思ったけど、これもアサプロらしさかな。