主人公がヒロイン達の憧れの対象とされる割に魅力があるとは言えないです。そして萌えと抜きどっちつかずでテンポが悪いですね。エロにおまけで可愛さがついてくるくらいに構えるのが正解かと。
アトリエかぐやからのスタッフイメージで抜きゲーと思い、絵に惹かれて買いました。
アストロノーツはすぽこん、この作品と二作目のプレイ。
いざやってみると可愛い女の子いっぱいでニヤニヤが止まりませんね。
主人公に憧れてかどんどん寄ってきますねちょろいちょろい、まぁそろそろエロが一回ずつくらい入るんでしょ?
一時間経過…………
三時間経過………
共通終わり……
………
共通でエロシーンなかったwwwww
まずこれが驚きだったわけで。ひと通りお手つきしてから一人を選ぶが最早お決まりのパターンかな、とか勝手に思ってました。特に今回は全員の好感度がほぼMAXに近いハーレムなだけに一回くらいヤっちゃってもおかしくないかもと思ったり。
あくまで修行の一環としてこの場にいる、ということを踏まえているのでしょうか。
しかし直接的なエロはないにしても、立ち絵とそれからイベントがエロハプニング多めでいちいちエロい。
前提に抜きがあってエロを匂わせる部分に止められがち、テンポは良いとは言えないですね。
キャラゲーになりきれていない、かぐやゲー独特の色気を重視したノリでしたよ。
一周目終了時点では真尋が攻略出来ず、悲しみを背負うかとも思われました。
これだけ主人公がモテるという状況を客観的に捉えた上で、自分の気持ちを内に隠しながら(隠れてないけど)主人公に発破をかけてくれた真尋。
アンタどこまで良い女なんだ、そのぶんズルい女。
ひと夏の思い出にしちゃうとかそれでいいのか。
「私は、あなたのことが好きだった」
「こんないい女を逃して、後で後悔しても遅いんだから」
ここまで言わせといてルートないとか、私には心痛くてもう悲しくなりましたね。
一周クリア後にはルートが追加されひとまず安心。
高い次元にいながらもシンデレラコンプレックスで揺れている真尋と結ばれる展開で私にはクリティカルでした。
自身が浮いてしまい同年代と馴染めないって、捉え方ではすごく鼻につくのだけど、ちゃんと根は女の子していて全然強くもなんともないんですよね。無理してる感があってそこがまた守ってあげたくなる。
二周目から真尋ルート開放、琴音クリア後には杏子さん追加がされて攻略可能は7人。
私にとってはサブ→メインに途中で昇格する真尋・杏子が魅力的で、最初の5人がいまいちでした。
主人公が琴音・皐月・美里・さくら・すみれよりも年上の頼れるお兄さんだったはずなのですが、それなりに出来ることは伝わっても何がすごいのかが明確にはわからない。恋愛に至るエピソードに特別なことは感じなかったです。皐月に関しては若干優遇ですが、実際一緒にいた期間もそう長くないのでもうちょい深いエピソードが欲しい。具体的に言えばぽっと(あんく)の主人公と希美果みたいなの。
【エロ】
琴音・皐月・美里・さくら 各6
すみれ・真尋5
杏子9
さくら&すみれ(本番なし)1
計44枠
杏子さんが圧倒的な9枠+ボテ腹アリでエロい。裸立ち絵含めて唯一ヘア描いてあるあたり年上の誘惑が半端ないですね。
もちろん他の皆も萌え抜きとしては十分。
けれども1シーンあたりのCGは基本一枚、一部前戯ありで二枚とエロCGは案外少ない。
【総評】
絵・エロは申し分なく、キャラ付けもそれなりに手を付けてあるのですが、イベントが全体的にエロに傾倒していてキャラの魅力を打ち消してしまっているところがあります。エロとキャラがアンバランスでどっちつかずな印象。
ただ抜きゲーと言い切れない部分があるだけにもったいなさが残ります。日常イベントに単発の可愛さはあるのですが、キャラ同士の掛け合いが弱く会話の面白さは薄い。このあたりが純粋なキャラ萌えと比べちゃうところですね。
エロにおまけで可愛さがついてくるくらいに構えるのが正解かと。