先陣を切る魔界のプリンス…ではなく末端の戦闘員なポジション、相変らずというか負けてもくじけない魔法戦士をキャッチ&リリースするぬるい凌辱。ですが、収穫もあり是非とも続編やってもらいたくなりました。
旧作との大きな違いは、システム周りが姉妹ブランド遵守となり操作性が向上したこと。旧作があまりにも古くさくもっさりだったのでようやく時代に追いつきましたね。この点が改善されただけでも個人的に大きく加点。
そして画面がワイドになりました。解像度が高く、さらに美しくなったCGは思わずため息が出ます。
・シナリオ
内容のほうには厳しめの意見を出さざるをえない。
『様式美』と言えば聞こえはいいのですが、あまりにも戦士としての自覚のない迂闊な戦い方であっさり負ける。魔法剣姫の剣の部分が活躍することがほとんどありませんね。
この『剣』がシナリオ展開においての重要なファクターにも関わらず、話に取ってつけたような印象を受けました。凌辱というジャンルに拘るあまりにせっかくの設定は蔑ろにされているようで。スイートナイツシリーズの人気が未だに根強いのは、敵味方問わず魅力的なキャラクターと世界観だと思っているのでここが残念でした。
3人で戦いますが結局はエテルナ以外が戦力にならず、力を合わせて戦っている感は薄いですし。
・エロ
公式のスタッフ日記にてたびたびいわれている通りに、今回は特殊なプレイが多かったです。
ボテ腹・産卵・合成魔物の割合が高く、ゲテモノ率8割超。輪姦は各1~2。ただ、ゲテモノと言っても魔物の描き込みまで細かくされているので気持ち悪いのに綺麗(?)でした。それだけ今回はCGの美しさが段違いです、美少女とゲテモノのコントラストには黒い笑いが止まりませんね。素晴らしい。
シーンの内訳は
エテルナ 20
レゾン 19
フラム 17
イブリル 4
複数 3
描写はまだソフトな方なのでゲテモノ入門ってところでしょうか。
基本的には快楽に傾いているので痛々しさは少なめ。
総評
いつものTriangle+ちょっとだけ趣向を変えてみました。みたいな。
私が見たいのは魔法戦士達が剣を手に取り美しく戦う姿と、その美しい戦士達が汚されるギャップなので前者の描写に不満が残りました。ここがどうにかなれば興奮も段違いじゃないかって。
しかし、ようやく改善点が見られたことやシチュエーションの広がりがあったのは収穫でした。この作品単体だとそこそこなのですが、新たな可能性は見れましたし。
ハッピーエンドがなく戦いが続いていくエンディング、久しぶりにサブタイトルが付いていることもあり続編を期待する気持ちもあります。イブリルとの共闘エンドはレゾン&フラム悪堕ちとおいしいので、是非続きをやってもらいたいですね。