本編+スピンオフ+FD+新規シナリオという豪華な移植作品。中身は明るい学園モノで良くも悪くも普通におもしろい。
本編(a good librarian like a good shepherd )とスピンオフ(放課後しっぽデイズ)とFD(Dreeming sheep)の移植に加え、新ヒロイン・一之江金魚さんのシナリオを追加という豪華でボリューミーな移植作品。メインヒロイン5人、サブ3人、スピンオフ2人、FD昇格1人、Vita版追加1人の合計12ヒロインとキャラも豊富。
当然ながらHシーンは抹消されてますが、新規CGやイベントも追加されてるとのこと(私はPC版未プレイなので詳細はわかりません)。ただ、Hシーンを含むおまけシナリオは完全に抹消されているらしく、それに伴いさよりさんシナリオが消滅しているため、PC版プレイ済みで彼女のファンだという方は悲しみを背負う事になります。
中身としては、キャラゲー寄りの明るい学園モノ。良くも悪くも安定感があり、あっと驚くような展開はありませんが面白くはあります。私はこれ以外のAUGUST作品では「穢翼のユースティア」と「夜明け前より瑠璃色な」をプレイ済みですが、ユースティアは元より夜明けなと比べてもシリアス要素は少な目です。新規シナリオの金魚さんルートが一番シリアスかな?気軽に楽しみたい方にはオススメできます。逆にユースティアのような重厚なシナリオを求める方は壮絶な肩透かしをくらいそう。
キャラとしては芹沢さんや多岐川さん、望月さん、玉藻さんあたりが好み。多岐川さんの、悪役してる時から既に漂っているポンコツ臭が微笑ましい。