今年最後に素晴らしいエロゲに会えて良かった。
基本リョナ好きなので抜きゲーとしてかなり満足いく出来だった。
そしてLiquidらしからない壮大なシナリオがうれしい誤算だった。
ストーリーだけを求めるならエロゲ以外のメディアでも・・という声も
的を射てるとは思うが、ノベルゲーは選択肢次第で「If」の物語が見れる
という利点があり、少なからずこの作品にはマッチしてると思う。
リョナ成分としては乳首クリピアスや腹パンチあたりがなかなか
ツボだったけど、1章辺りの残虐で猟奇的なテキストにCGの方が
追い付いてない気はした。
まあ、輪姦凌辱など基本はきちんと抑えており、ボリュームあって
抜きゲーとしてLiquidの過去作と比べてもかなり良質だと思う。
個人的に、修正される世界に反発する存在の「リトル」の結末が
救われない気がした。
シナリオ的には非情に徹するのが正解なわけだが、作中のヒロインの
リトルの突き放し方があまりにも冷たく、ちょっと可哀想だった。
ラストで消え行く自分の存在より母親(舞美)の心配をしている描写も切ない。
ほんの少しでもリトルに母親らしい言葉をかけてほしかった気がする。
(以下読まなくていいです)
クリア後のゾワボ視点のNG集って蛇足じゃね?
あーでもないこーでもないと、ヒロインをコントロールして
「修正」に誘導しようとする姿、感動のラストに水を差してる気が。
成長し、強く生き抜くヒロイン。自らの意志でループに終止符を・・
って結局ゾワボの手のひらで踊らされてただけなんじゃ?と邪推。
決断をした「最後の舞美」ははたして自分の意志で…以下略