・・・・・残念でした。レディナイト、苗床と連続で安定した面白さとクオリティの作品だったため、今度も同等以上の作品と期待していたのですが期待ハズレでした。商業作品で言うと中身の薄いファンディスクのような作品だった。エロに特化させすぎたせいかゲームとしてあまり面白くなかったのと、作業ゲー要素が多くて非常にだるかったのが大きな欠点。全然面白くないとまでは言わないものの、やはり前二作と比べるとエロに関しては良くなっているがゲーム性に難ありと評価せざるを得ない。
相変わらず触手陵辱がメインのRPG。
もちろん今回も女の子だらけでほとんどのHシーンはモンスターか女の子相手。男はオマケ程度。
魔法剣の道場に通っていた新米冒険者ローレルとアイリス。
一ヶ月前から行方不明になっていた凄腕の上級冒険者である道場の先輩を探しに淫魔領リリム・ユニオンへと旅立つ。
新米冒険者ながらも何とかリリム・ユニオンへと到着した二人。そこで突然見知らぬサキュバスが現れ相方のアイリスが淫魔の呪いをかけられてしまう。
ローレルも同じ呪いにかけられそうになるが、そこに新たなサキュバスの姉妹が現れ助けてくれて難を逃れる。
姉妹から話を聞くと魔法抵抗力が弱いアイリスの呪いを解くためには領内を探索して様々な材料を集めなければならないらしい。
アイリスの呪いを解くため、リリム・ユニオンで行方不明になった先輩を探すため、ローレル一人での冒険が始まったのだった・・・。
というのが事の始まりのあらすじで、レディナイトのような味方はいないし、苗床のようなモンスターも連れず終始一人の冒険です。
■良かった点
エロに関しては前二作より進化していて大分良くなっていた。
CGの枚数も多いし色々なシチュエーションがあるので属性が合う人なら満足できるのではないだろうか。
■悪かった点
まず曜日・朝昼システムがだるすぎてどうしようもなかった。
時計を早めて曜日や時間を調整できるアイテムがあるとはいえ、収入が乏しいのにそこそこの値がするアイテムを複数買わなければならない。
金を稼ぐには毎週木曜にできるポーシャのミルクイベントを何度もこなすか1日ごとにしか沸かないモンスターを倒して収集品を得るか、
そういったまるでMMORPGのような作業ゲーを強いられるため非常に苦痛であり、また曜日限定のイベントを拾うのも面倒だった。
そんな作業でも経験値を稼げてレベルが上がるなら我慢もできるのだが、このゲームは厳密にはレベルという概念がないため本当にただの作業にしかならない。
あと今回は純粋にストーリーと題材がつまらなかった。
今までは良くも悪くも王道ストーリーで面白かったのだが今回はエロ重視のためかストーリーに起伏が乏しく感情移入できなかった。
ラスボス戦も前二作のような盛り上がりもなく、ストーリー全体を通して同じテンションで淡々と進行していき、そのまま終わったという感じだ。
エロ特化の作品と言われたらそれまでだが、それでも前二作が面白かっただけに残念でならない。
アイリスパートの意味の無さも疑問だし、その日の昼の行動が終わると強制的にアイリスパートで行動しないといけないのがだるかった。
いちいちアイリスで家の中を歩き回る面倒さと、歩き回っても結局日付を跨ぐだけという謎のイベント。
もうこれは日付終了時にアイリスの治療をする、しないの選択肢表示だけで良いのでは?という感想を抱かざるを得なかった。
前述したように面白くなくはないものの、満足できる内容でもなかったというのがこの作品に対する総評。
次回作が一ヶ月後に出るということなのでそちらのほうで楽しませてもらえたらなと思う次第です。