こういうデスゲームものを常に求めている。
デスゲームものが好きだしこのシリーズが好きだし、の甘めの評価ではあるが、緊迫したシーンが続いて飽きずに読めた。2ルートあって片方は正統派、もう片方は闇を感じさせるようなシナリオだが、どちらも結末が運やライターのさじ加減に委ねられており、ハッピーエンドかどうかがテーマ性と関係なく感じた。シナリオ全体で見た時に、中盤~終盤の展開が早い、弱い?
キャラクターは主人公にもヒロインにも愛着や共感を持てず、感動的なシーンでも特に心に響くものは無かった、綺麗事に感じた(主人公が他人を自殺のための道具として利用しているような部分は共感もできたような気がするが、結局ヒロインと結ばれて救われるような展開が好みではない、まあ物語開始時点で主人公が恋人を亡くしてるような作品は大体そうなんだけど)。誰も殺したくない傷つけたくないような主人公・ヒロインが合わんのよなぁ。理想に殉ずるならいいけど、現実的で中途半端だし。サブキャラには手塚などの魅力あるキャラもいる。
こういうルールがきっちり決まってるデスゲーム好きなんだけど、ルールがしっかり守られてデスゲームが遂行される気持ちよさは全くなかったかな。裏技的にルールを利用するようなやり方はアリだと思うが、ルール自体を信用できないなら萎える。(ショーとして誰が生き残るかを賭けてる人達はマンネリより予想外のことが起こった方が楽しめるのかもしれないが、僕は今回のものしか観測できないので、そういうのはもっとルート数が多い作品でやってほしい?以降のシリーズ作品でその辺結構いい感じになってる)
同人版の方がCGがグロくていいね、CG以外もシークレットゲームより尖ってる部分多い?
キラークイーンよりシークレットゲームの方が好き。シークレットゲームをやってから別のパターンを見たくなったらやってもいいけど、キラークイーンからはやらないかなぁ。