突飛な設定から始まる疑似家族もの。
共通ルート時点:
かなり好み、今年やった中で一番好みかも。
バカゲー、ギャグゲー、キャラゲー、なんと呼べばいいのか、本作や「妹でいこう!(オーバーフロー)」のような作品が自分は好きなのかもしれん。
意外とちゃんとした(?)プロローグで続きが気になった。
6人の家臣の子孫たちも先生も魅力的なキャラだった。先生にもボイスがほしかった(これもそれもミドルプライスゆえ仕方ない)。
最後に登場するドイツ人ヒロインは登場のタイミングを逃していると感じた。幼馴染ポジションのヒロインは一番最初か序盤に登場してこそだと思う。話が結構進んでからプレイヤーの知らない過去を後出しされても困る。
プレイヤーと作品がシンクロできるシンプルな展開であり、ヒロイン達が皆魅力的なのでそれを楽しめる。
同居人が増えると背景の家具等も変化していくのが面白い。
立ち絵に泣き顔差分があるエロゲっていいよね。
1ルート目、はじめルート終了時:
はじめ可愛い、すこ。
主人公だけに口元を見せるイベントCGとかあってもいいんじゃないの~?
キャラゲーとしてはとても良い、個別ルートのシナリオは微妙か。
戦闘シーンなどの描写がくどい。
Hシーンがおそらく各キャラ1個ずつなのもいいね。
お金の件や文化祭、御家再興等を他ルートでもっとちゃんと描写してくれるのかどうか、2ルート目以降に期待。
2ルート目、しのぎルート終了時:
キャラゲーの嫌いな性質がよく出てるルートだったかな。
1ヒロインCG10枚か?しのぎルートは重要なシーンすらCGがない感じ、ミドルプライスで多ヒロインは駄目なのかもしれん。
面白くはないが終盤のシナリオはそんなに悪くない。
1周目はルートロックされててはじめかしのぎしか攻略できない?この2ルートがピークなのか、これからもっと面白くなるのか、ルートロックの意味合いによるね。
3ルート目、カリンルート終了時:
お風呂を覗いてしまうシーンにもCGがない、やはりミドルプライス……
これはおまけエンドなのか、短い、CG3枚しかなかったね、メインシナリオに関しては全部ぶん投げ。
そもそもカリンの存在自体がこの作品を楽しむ邪魔をしてるように感じてしまう。
はじめ・しのぎとは家以外でHしたのにカリンのHシーンは皆で暮らしてるワンルームでやっちゃうの、聖域を穢してる感じで嫌だったな。
4ルート目、甘露ルート終了時:
「文化祭が始まる。俺たちの運命を決める、この二日間。……あっというまに過ぎ去っていった。」
……文化祭を真面目に描写してくれるルートはたぶんなさそうやね。
まあでもこのルートが一番良かったかも。家族の話って感じで自分がこの手の作品に求めてた方向性と合致する。
他ヒロインは基本的に皆真面目なので、純粋に子供らしい姿を見せてくれる甘露はまた違って良いね。Hシーンはあってもなくてもいい。
最後の方めっちゃ良かった。泣いてしまった。
カリンが全く関わってこないルートなのも良かったね。
5ルート目、巴ルート終了時:
一番えちち!なルートだったカナ?
巴は初恋を、まどかは自然な親子としての時間を取り戻すのだなあ。そう考えるとまどかより巴と結ばれる方が自然か?
最低限の節度のある人妻って感じで良かったね。
6ルート目、結花ルート終了時:
お風呂のCG一応見れたので良かったね。
一番興味ないヒロインだったがまあまあ可愛い。
ちょい鬱やった後ご都合主義ハッピーエンドを迎える典型的キャラゲーとしか考えられない終わり方で駄目。
7ルート目、まどかルート終了時:
まどかの子供っぽい面が色々見られて微笑ましいですね。ヒロインというよりは娘か妹。
まどかは可愛いね、初見時一番好きなヒロインだった。
シナリオはまあ及第点か。
総評:
とても大好きな作品となった。甘露ルートが特に良くて、泣いてしまった。
キャラゲーとして最高、シナリオは終盤が微妙なルート多い。
登場するキャラ皆のことが好き(いや、カリン嫌いだった)。
客観的なクオリティはやや低め、ミドルプライスゆえの物足りなさ。
シナリオ:甘露>巴>はじめ、まどか、しのぎ、カリン、結花
ヒロイン:はじめ>巴、まどか、甘露(、先生)>しのぎ、結花>カリン