テキスト・シナリオの質が高い抜きゲー。
テキストの質が高い。教養はこういうところで無駄に消費するのが美しい。
性癖には合わなかったがシナリオゲー・価値観ゲーとして楽しめた。どのエンドも良かった。
古い作品のためUIが悪い。バックログ無し、既読判定無し、セーブロード可能なタイミングが限定されている、ホイール読み進め不可。
ヒロインの立ち絵に泣き顔差分のある作品は大体良い。
情報収集して弱みを握って脅迫→調教といった流れのゲームだが、ヒロインごとに調教手段が異なる。マゾ、スカトロ、疑似兄妹、コーチと生徒の4つ。調教やプレイの内容それ自体に意味はなく、手段でしかないのが自分好みで良し(スカトロゲーだからスカトロたくさん入れようとかそんな具合の作品でないといった意味合い)、ただその方向性は本来の用途で抜きゲーを求めている層にはどうなのだろう。
自分にとっての真実に近いものをいくつか含んでいた。心や精神が肉体を超えることはない、つまり精神は肉体によって支配される程度のものでしかないこと、精神の美化の否定。愛はお互いの理想・願望の押し付けでしかなく決して交わらないこと。
一般的な純愛を扱った作品を(理想・幻想として)楽しむのもいいけど、こういう愛を貶める作品の方が実家のような安心感がある。