エロゲー業界の激動の時代を駆け抜けたシリーズの最終作。最高でした。
平成の世を、そしてエロゲー業界の黎明から現在までの長い時を駆け抜けてきたシリーズの最終作。
始めてしまうことさえ惜しく感じられ、長い間積んだままにしてしまっていました。
起動しました。前のめりになってプレイしました。あっさり魔王ケイブリスにやられたころには朝になっていました。
どうすれば回避できるか気になって、後ついでにひたすら眠くて、気付いたころには仕事を切り捨て家に帰って再開していました。
JAPANに逃げ込み、砦に逃げ込み、何度もやり直してはバッドエンドを迎え、やっとの思いで海から侵入。
最後の一撃を加え、ようやくエピローグだ、やっとまともな生活を迎えられると安心したところにあいつの一撃。
声が出ませんでした。死ぬかと思いました。過労で。
すぐに情報を解禁し、全速力で第二部を解放しました。
第二部は驚きの連続でした。
ランス世界とは思えないほど心温まる微笑ましい展開に、別のゲームをやっているような気分になりました。
悲劇的な展開は途中までなにもなかった。なんにもなかった。
だからこそ、魔王の圧倒的な強さ、どうしようもなさがより強く伝わってきました。
修業しただけで軽く魔人を蹴散らす主人公たちにもびっくりですが、
何よりあれが玉座に鎮座しているのにはびっくりしました。
幽体離脱とか!パイアールとか!そういうことかよ!と。
最終戦を迎え、BGMを聞いた瞬間。本作が最終作であることを否応なく実感し泣きそうになりました。なきました。
エンディングを鑑賞し、マップに戻り、最後のイベントマスへ。
本作最大の衝撃が待っているとは思ってもみませんでした。
法王特典、なぜ今だったのか、母の言葉。すべてがつながる瞬間はとても心地よいものでした。
語ると尽きませんが、本作の感想を最後に一言だけ。
『楽しかった』。本当にありがとうございました。