デスゲームが始まるまでは読めた
うーん、殺し合いが始まってからいくつか白けるポイントがあってそれ以降は全くつまらなくなってしまった。
・何の能力の裏打ちもない女が至近距離から銃を弾く
・死にかけて最後に自爆するために走ってくる相手からなぜか逃げない作中一番の天才君
・プロレベルのボクサーやケンカ屋を含む集団が殴り合いで女1人にあっさり負ける
・序盤にすごいすごいと煽った天才のはずな主人公まさかの見せ場なし、むしろ戦闘では最弱
他色々。
ここでの問題点は2つ。
1つ目は、作中で序盤天才と煽った人物が読者よりアホだとばれてしまうと読んでいて萎えるということ。煽ったなら頭いいなこいつ!と思わせる展開を意図して作るべき。
2つ目はあくまで人間によるデスゲームなのだし武器もありなのだから、動きをスーパーマンにするんじゃなく、武器や罠に関して驚くような使い道を示したり、頭脳プレーで敵わないと思わせたりそういったバトル展開にするべきだったということ。
評価が高いし好きなジャンルだったので期待してたので残念。
なお、黒川などの人物描写には多少光るところはあったが、そっちも中途半端だった。悪役が改心し仲間にの展開は燃えるきたと思ったのに、やっぱりなんかただの頭の悪い悪役に戻ったりで、作者が何やりたいんだかわからず、全体的にもやもやするゲームかと。