絆を結ぶ物語。
作中に出てくる超能力、「ルーン」をうまく使って物語を構築していたと思います。
作中でもルーンがあったから出会えた、ルーンという力のおかげで助けられた、
その事に感謝しルーンがなくなっても、確かになった絆は消えることは無いと終わる後味が良い物語。
家族の絆、人との絆、妖精との絆を話の核にし各ヒロイン泣き所があり何度も涙腺が緩みました。
キャラの心情描写が主なのでシナリオゲーではなく、キャラゲーに分類される方だとは思います。
主人公からヒロイン、サブヒロインの設定がしっかりしていて、シナリオレベルの高いキャラゲーだと思います。
お気に入りキャラは落葉と葉月。
それから、久しぶりにBGMが素晴らしいと感じる作品でしたね。これだけでも買う価値あり。
不満点は、「次の選択肢へ」がないのがちょっとつらい。
落葉、一夏、琴里(最初は3人)→落葉クリア後りんね、コロナ追加で5人→5人クリア後雪々となるので共通ルートスキップが長かった。
後は、各ヒロイン似たようなシナリオなので、ちょっと飽きるくどいなと感じる点。
思い切って180度違うシナリオが一つあると良かったかもしれません。
超能力を使ったバトルは、動きが基本少なくテキストと効果音中心なので物足りない物でしたが、
まあ、そちらの方向には期待していなかったので、もっとあっさりでも良かったかな。
CG、シナリオ、BGM、声優、歌がどれも高いレベルにあり、キャラ設定、世界観が良く練られていてとても良い作品でした。