戦闘で燃え、キャラに萌え、大満足の作品でした。
物語を二つに分けるとギャグの学園編とシリアスな魔女界編があるわけですが、
まず学園編、まるでアニメのように各話を一話ごとに区切っていて、とてもテンポ良く進んでいく様はやっていて気分を盛り上げるものに十分すぎるものでした。
ギャグの中核となる日常会話も各キャラの個性が上手く描かれていて、かつ内容も随所に笑いを含んでいたのでとても楽しめました。シナリオさんのセンスには脱帽です。
そして魔女界編になり雰囲気も打って変わったように重いものになり、
いよいよ物語の核心に迫るものになるわけですが、そこでの演出にも巧いものがあり、飽きさせることはありませんでした。途中、悲惨な末路を辿る話もあり、このままどうなるのだろうと心配でたまりませんでしたが、終盤で伏線もキッチリと回収し最後はハッピーエンドで終わってくれましたので、本当に良かったと思います。
全編を通じて行われる魔法バトルでは程よく思考と直感を働かせ、クリアできましたので難易度は丁度よかったと思われます。コンボが決まった時は爽快、戦闘に勝った後は美麗なキメの必殺技などファンのハートをがっちりキャッチしてくれちゃいました。
何だかんだで最後の評価に「伝説の英雄」をもらった時は嬉しかったです。
時折でてくる、前作「パティシエなにゃんこ」の話にも、ファンとしてはニヤリとするものがありました。
最後に総評として、絵、シナリオ、演出など全ての面においてトップクラスの作品だと思います。FDなどの是非作ってもらいたいので、このブランドさんには頑張ってもらいたいです。