グロは苦手ですが充実感有り
初めに言っておきます。あまりにえげつないグロは苦手です。今作もフルスクリーンモードでは出来ず、本当にきつい数シーンはctrlキーで飛ばし飛ばしでした
ブサイクはEXTRAVAGANZA、ク・リトル・リトルに続き３作目。発売日順で言えばこれを最初にプレイすべきだったかもしれないですが、何となく積んでました
グロのひどさは相変わらずで、強姦輪姦ゲロ糞尿は当たり前、輪姦中に穴が足りずに体中ナイフで穴開けていろいろ突っ込むあたり全く容赦ありません。といっても全体的に言えば平和なプレイもちらほらあって、EXTRAVAGANZAの方がえげつなかったかな
ただ「選択肢のみ」で鬼難易度だったEXTRAVAGANZAと違い、こちらは主人公の男吸血鬼と女の子吸血鬼双子姉妹を一日ごとに最大９箇所の場所に配置（60日）＋選択肢で分岐していくスーパー鬼難易度。大雑把に言えば同じ場所でも男吸血鬼を置くと女性キャラを吸血、双子を置くと男キャラを吸血、進行した状態で両方同じ場所におくとバトルorシナリオ進展するんですが、６０日もある上に選択肢も多いのでエンドをすべて見るのは至難の業。攻略ページでも見ないとまずコンプ出来ないんじゃないか、とさえ思われるレベルでした
正直わたしもどうしてもエンドがすべて埋まらず、途中から攻略を見てコンプしたんですが、ゲームしたなぁという充実感がとてもありました。学園祭で一緒に回るヒロイン選んだらルートいくようなぬるい分岐と違って、このキャラをここまで吸血して、こっちにこのキャラおくとこいつが狂う＞その後に○○を失踪させると狂ったキャラが○○を陵辱とか、とんでもなく複雑でありながらそれなりに繋がりはあって、もう一息、例えば謎解き要素でもあればそれだけでも楽しめるレベル
でも実際はどのキャラが狂うとか○○がこうなるとか先の事はわからないので、ある程度闇雲に進める＞きっかけを見つけていろいろ試すの繰り返しになるのが残念な所。難しすぎてクレームも多いのかク・リトル・リトルはずいぶんぬるくなった感じもありますが、グロだけでなく複雑なフラグとその先の達成感という方向性は個人的には残して欲しいなと思いました
求めてない人には全くいらない要素なんでしょうし、難易度を上げつつそこまでイライラしないゲームは相当作るのが難しいでしょう。実際これも難しすぎるし、スカの場所も多いし、何より謎解きやヒントが親切にあるわけではないので（文章でヒント的な事はある）非常に苦痛な部分もあります
それでも自分の中でかなりの高得点になったのは、ぬるい分岐と文章を読むだけでそもそも「ゲーム」ぽくないエロゲとは一味違う異彩を放っていた点が楽しめたからだと思います
一部エンドがなかなか良かったのも○。まあ実際はただ女の子破壊エンドみたいなのも少なからずあるし、シナリオゲーよりも文章量も少ないしシナリオに期待するのは微妙。あくまでおまけ的なプラス要素かな…
どぎついエロ＋グロ目当ての購入が多いのかもしれませんが、「難しい」なんてクレームも恐れずダークな雰囲気と鬼難易度も忘れずに…